ラスベガス郡委員会は、ストリップ沿いのF1サーキットレイアウトとF1ラスベガスGP自体を10年間、つまり2032年まで認める決議を採択した。今年11月、2023年F1世界選手権第22戦としてラスベガスでグランプリ開催される。シン・シティでのレースは1982年以来となる。
しかし、今回は、シーザース・パレス・ホテルの駐車場に作られたその場しのぎのサーキットではなく、F1の設計者であるTilke GmbHが開発した、ラスベガスの有名なストリップ地区の一部を使用した正式なサーキットでレースが行われる。世界のギャンブルの中心地であるラスベガスとF1の契約期間は3年だが、両者は10年に延長することを熱望している。火曜日にはラスベガスのクラーク郡委員会がF1ラスベガスグランプリを少なくとも10年間は毎年開催することを満場一致で承認し、この協定に向けた第一歩を踏み出した。「我々は生涯を共にするパートナーシップを期待している」と委員会のジム・ギブソン委員長は述べた。「これは少なくとも10年継続できる道を開くものだ。その先も、我々の後継者が、私たちが成し遂げたことの量を理解し、それを永遠に続けると確信している」また、この決議には、レースがラスベガス市内の公共および私道を使用すること、また、その結果発生する交通問題を考慮して、サハラ通りとトロピカーナ通りの間のストリップを通常市が許可しない日、時間帯に使用することを許可する条例が含まれている。クラーク郡は、毎年レース関係者と協力してレースの設営を行うことを約束している。サーキット作業は、レースウィーク前の水曜日から日曜日までの5日間に渡って展開される。建設にはハーモンレーンとコバールレーンに位置する30万平方フィートの広大なパドックとホスピタリティエリアが建設され、サーキットのピットとスタート・フィニッシュラインもここに設置される。ラスベガス・グランプリのプロジェクト・マネージャーであるテリー・ミラーは、「時間は刻々と過ぎ、カレンダーの月日が流れている」とコメント。「予定通り進んでおり、11月にエキサイティングなイベントが開催されることを期待している」「我々は自分たちがしていることを非常に誇りに思っている。このプロジェクトは、建設に必要な労働力を提供するだけでなく、イベント自体の運営にも寄与している」「ラスベガスグランプリが私たちのコミュニティーにもたらす影響は非常に重要だ」