ランド・ノリスは、F1でのキャリアを終えた後にマックス・フェルスタッペンのように他のレースカテゴリーへ挑戦したいと語った。2週間前、フェルスタッペンはニュルブルクリンクのノルトシュライフェでポルシェGT4を走らせ、GT3マシンで「グリーン・ヘル」を走るためのライセンスを取得した。以前から耐久レースへの情熱を公言して、今週土曜日にはフェラーリ296でGT3レースデビューで勝利した。
このニュルブルクリンクでの取り組みについて、先週末のアゼルバイジャンGPで他のF1ドライバーに意見が求められ、ノリスは自分もスポーツカー耐久レースに興味があると明かした。マクラーレンは2027年から世界耐久選手権(WEC)に参戦し、ル・マン24時間レースの総合優勝を狙う計画があり、ノリスにとっては自然な道筋となる可能性もある。「ぜひやりたい」とノリスは語った。彼は2018年、F1デビュー前年にフェルナンド・アロンソ、フィル・ハンソンとともにデイトナ24時間に参戦した経験がある。「ザク(ブラウン/マクラーレンCEO)がル・マンについて話しているのを見た。マクラーレンがル・マンに行くっていうのもね。僕はぜひやりたい」「僕はずっとF1にいるわけじゃない。他のこともやりたいし、自分の人生を楽しみたい。他のことに挑戦したいんだ」「F1での時間は楽しむ。でも、同時にいくつかのレースをやることになるのか、あるいはF1を引退してからになるのかは分からない」「デイトナはすごく楽しかった。フェルナンドと一緒だったから、とてもクールな経験だった。当時の僕には特別なものだったよ。でもル・マンでもデイトナでもセブリングでも、どこでもいい。他のことをやってみたい。唯一やらないだろうと思うのはオーバルレース。僕には合わないからね」ノリスは、他のレースへの挑戦はタイミング次第だと強調した。現在はチームメイトのオスカー・ピアストリと2025年F1タイトルを争っており、全ての集中はそこにある。マクラーレンは将来的にもタイトル争いを続けると期待されている一方、フェルスタッペンは今季こそ選手権争いには絡んでいないが、すでに4度の王者に輝いている。「マックスがそういうことをやっているのは尊敬する。彼はそういうことをやりやすい立場にいるんだ。もし選手権を争っている最中だったら、ああいうことをするのは良い印象を与えないかもしれない。でも彼はすでに4回タイトルを取っている。だから僕やオスカーが今やっている状況に比べれば、彼には少し余裕があるんだ」「でも将来、僕も必ずやると思う。だって僕にもマックスと同じように他のことをやりたい、楽しみたいっていう気持ちがあるからね」