ランド・ノリスは、F1コンストラクターズ選手権でマクラーレンに抜かれたアストンマーティンが「アップグレードするたびにマシンが遅くなっている」と指摘した。アストンマーティンがレッドブルの直近のライバルとして1年をスタートさせた一方で、マクラーレンはQ3進出に苦労するなど、2023年F1シーズンで両チームは対照的な運命をたどってきた。
だが、オーストリアGP以降は完全に逆転し、マクラーレンはマックス・フェルスタッペンと接近戦を演じることが多くなった。アストンマーティンは5番手のチームまで後退し、オースティンではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールがともにQ3進出を果たせなかった。マクラーレンは、ノリスがアメリカGPで9戦中6回目の表彰台を獲得してコンストラクターズ4位に浮上した。「いいリズムで走れていると感じている」とノリス。「アストンはアップグレードするたびに、マシンがどんどん遅くなっているのは明らかだ」「彼らは今年の初めにはレッドブルと競争していたし、今日現在の順位はわからないけど、彼らはQ1で敗退していたし、苦しんでいる」「彼らの問題が何なのかは分からないけど、彼らはとても強かった。シーズン前半は多くのポイントを獲得していた。後半戦は苦戦している」「僕たちに関してはその逆だ」ノリスはまたしても勝利を逃して残念がったが、マクラーレンにとってアメリカGPを「素晴らしい日」と評価した。「僕たちがどこにいたかということが重要だと思う、バーレーンが僕らにとってどれだけ不利だったか、ポールポジションから何秒離されていたか、シーズン初戦で6回もピットストップを行ったこと、PUをすぐに失ってしまったこととかね」「だから、最初から僕たちを劣勢に陥れたいくつかのことがあった。そして今、僕たちがレッドブルと戦っている状況を見ると、レッドブルはほとんど誰にとっても非現実的な目標であり、メルセデスと戦うことになった」「僕たちがこれまでの状況とどれだけ進歩したかを考えると、レース勝利を目指すことができないことに残念ではあるけど、それでも今日は僕たちにとって素晴らしい日だと思う」