ランド・ノリスは、マクラーレンが残り5つのグランプリ週末に2023年F1コンストラクターズ順位でフェラーリの3位に挑戦することは「実現可能」だと考えている。マクラーレンは今季、スタートで出遅れたものの、コンセプトの変更と人員の入れ替えにより、印象的なBスペックを生み出し、MCL60を信頼できる表彰台候補へと変貌させた。
ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリは、日本とカタールでレッドブルのマックス・フェルスタッペンに最も近い挑戦者となり、両グランプリでダブル表彰台を獲得。ピアストリはロサイル・インターナショナル・サーキットでのスプリントレース勝利ももぎ取った。その結果、マクラーレンはランキング4位のアストンマーティンに11ポイント差まで迫ったが、フェラーリとの差は現在79ポイントにとどまっており、3位のフェラーリさえも脅威にさらされているようだ。さらに2回のスプリントを含む残り5回の週末で、フェラーリに追いつくことは可能かと尋ねたノリスは「いけると思うよ。2~3レース前まではアストンに対して70ポイントくらいの差があった」と答えた。「ペースの面だけでなく、僕は良い仕事をしていると思う。ピットストップ時間は1.8秒だった。これはかなり印象的だ」「彼らは非常に一生懸命働いてきたので、チーム全体がコンスタントに報われることは、モチベーションを高めてくれるし、毎週末の追い風になる」しかしノリスは、マクラーレンが得意とするハイダウンフォースの鈴鹿やロサイルのように、これからのすべてのサーキットがマクラーレンに合うとは限らないことにも注意を促した。そのため、日本GPの33ポイントやカタールGPの47ポイント(スプリントを含む)のような大きなポイントを獲得し続けることはできないかもしれない。「メルセデスはとても速く、おそらく(カタールでは)我々と同じくらい速かったと思う。彼らはミスを繰り返しているだけだ」とノリスは説明した。「だから、もし彼らがクリーンな週末を過ごせば、僕たちの生活はもう少しトリッキーになるだろう。だから、それを言う自信はない」「フェラーリがポールポジションを獲得し、レースに勝ったのはほんの3週間前のことだ。サーキットが違うだけで、僕らは良くなっているし、彼らは少し悪くなっている。「決して自信過剰ではないと思う。自信はあるし、そうあるべきだと思う。それほど強くならないレースがまだあることも分かっている」印象的なルーキーシーズン中に鈴鹿で初のF1表彰台とカタールでスプリント勝利の両方を獲得したピアストリは、フェラーリを捕まえることは「大きな挑戦」になるが、不可能ではないと感じた。「鈴鹿とカタールは僕たちに有利なコースという意味では、かなり前から注目していたコースだ」ピアストリは付け加えた。「おそらく他のチームの方が有利で、もっと難しいレースもありそうだ」「5レースとスプリントが数回で79ポイントだっけ? 大きな挑戦だけど、やってみるよ。達成できることを願っている」
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