マクラーレンF1は、2023年F1第8戦スペインGPの予選で2台揃ってQ3進出を果たし、ランド・ノリスが3番手、オスカー・ピアストリが10番手という結果だった。マクラーレンは、トリッキーなコンディションの中でペースをつかみ、両ドライバーともトップ10入りを果たした。ノリスは今季最高の予選3位を獲得し、フロントローからコンマ5秒差につけた。ピアストリは最後の走行でミスを犯し10番手に甘んじたが、明日はまだポイント獲得が期待できるだろう。
「マシンのフィーリングがあまり良くなかった金曜日の走行から、この週末は状況が好転した」とランド・ノリスはコメント。「昨日は自信がなかったけど、ペースもカーバランスも不十分な状態から、今シーズンの予選で最高の結果を出すことができた。だから、とてもうれしい」「Q1は特に何もなかったけど、Q2とQ3では、もう少し乾いてきたらクルマに自信が持てるようになって、すべてが思い通りになり、最終的に3位を獲得できた。この結果にはとても満足している」「トラックとMTCのみんなに感謝している。まだやるべきことがあるのは分かっているけど、チームとして前進し続けることができたので、今日の結果を誇りに思う」「今日の午後は10番手。2台ともトップ10に入ることができ、チームにとって非常に良い一日になった」とピエール・ガスリーの降格ペナルティによって9番グリッドからスタートするオスカー・ピアストリはコメント。「予選は本当に競争力のあるセッションで、Q3の最後にまとめきれなかったのが残念だ。もっと上位でフィニッシュする自信があったけど、振り返ってみると、確かに勇気づけられる一日だった。この勢いを明日のレースでも発揮して、ダブルポイント獲得を目指す」マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは「ここバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで今日はチームにとってポジティブな午後となった」と語る。「ランドは予選を通してずっと上位を走っていたが、明日のスペインGPで3番手からスタートできるのは嬉しい驚きであり、素晴らしい成果だ」「オスカ-はセッション全体を通して速さを見せ、Q3でも上位を争っていた。しかし、ターン10での小さなミスでウェットパッチに進入してしまい、大きくタイムをロスして10番手でフィニッシュした」「全体的に見れば、今日は満足だが、調子に乗ってはいけない。明日はポイント圏内をキープするためにレースをするし、今晩はそのための準備をする」