マクラーレンは、ランド・ノリスを2018年のテスト兼リザーブドライバーに起用することを発表した。イギリス出身のランド・ノリス(17歳)は、2017年にマクラーレンのドライバー育成プログラムのメンバーとなり、印象的なシーズンを過ごしてきた。昨年12月にMcLaren Autosport BRDC Awardを受賞したランド・ノリスは、そのご褒美として8月にハンガロリンクで開催されたインシーズンテストでマクラーレン・ホンダ MCL32を走らせてF1テストデビュー。
初めてのF1マシンでのテストにも関わらず、レギュラードライバーのフェルナンド・アロンソを上回るタイムを記録してパドックを驚かせた。先月には、今年初参戦したヨーロッパF3選手権で圧倒的な強さでチャンピオンを獲得。現在は2018年のシングルシーターレースの機会と必要な予算を評価している。ランド・ノリスは、テスト兼リザーブドライバーとしてマクラーレンのレースチームの完全な固定メンバーとなってグランプリに帯同し、ドライバー、エンジニア、マーケティングチームと密接に仕事をしながら、F1ドライバーの役割の理解を深め、成長を目指す。また、トラックとシミュレーターでアクティブな役割をこなし、2018年のマクラーレンのテストプログラムにも出席・参加していく。ランド・ノリス「2018年にマクラーレンにテスト兼リザーブドライバーとして加入することにとても興奮している。過去12カ月間は僕にとって信じられないくらいの旅だった。毎分を楽しんできた。これは一年を締めくくるには素晴らしい方法だ。来週のインテルラゴスでのタイヤテストで始まるチームの手助けをすることは本当に楽しみにしている。来年は学習し、成長するためにこれまで以上に一生懸命頑張っていく。僕にはフェルナンドとストフェルという2人の素晴らしい先生がいるし、上位に返り咲くためのチームの努力に役立てるようにベストを尽くしていく。まだ2018年の自分のレースプログラムをまとめるために懸命に仕事をしているところだ。いろいろな面で近づいていはいるけど、まだ確定はしていない。まもなく発表できることを願っている」ザク・ブラウン (マクラーレン エグゼクティブディレクター)「ランドは傑出した若い才能だ。今日の発表は功罪に応じたものであり、我々が彼の能力を信じられないくらい高く評価していることを強調するものだ。昨年、フォーミュラ・ルノーで優勝し、McLaren Autosport BRDC Young Driver Awardを受賞し、ヨーロッパF3選手権で優勝するために必要なスピードと一貫性を示したことで、彼は世界で最高の将来有望なシングルシータードライバーのひとりとして評価を上げたのは間違いない。マクラーレンでの夏のテストも本当に印象的だったし、彼がステップアップし、この大きさ、範囲、責任の役割を果たす準備ができていることのさらなる証明となった。マクラーレンの全員がF1でレースをするという彼の目標を達成することを手助けすることに非常に熱心だ」エリック・ブーリエ (マクラーレン レーシングディレクター)「我々はチーム内に完全に籍を置くテスト兼リザーブドライバーを持つことを非常に重要だと感じている。ランドはグランプリに帯同し、チームの完全なメンバーになる。ランドは非常に高いレベルの能力、野心、努力とともに到着する。F1チームがどのように畝いされ、現在のグランプリカーがどのように機能しているかの理解を深めながら、彼の焦点を発展させ、微調整していくことが我々の仕事だ。2018年は観察、学習、参加する多くの機会があるし、必要な場合にフェルナンドもしくはストフェルがランドの靴を瞬時に履ける準備が完全に整っているようにしたいと考えている」
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