ロバート・クビサは、2020年にDTM(ドイツツーリングカー選手権)に転向する可能性があることを認めた。F1シンガポールGPの週末、ロバート・クビサは今シーズン限りでウィリアムズを離脱することを発表。アウディのモータースポーツ責任者を務めるディター・ガスは、ロバート・クビサのマネジメントと話し合ったことを明かしつつも、6台のワークスマシンでの参戦の可能性は否定していた。
そのためアウディのカスタマーチームであるWRTが、ロバート・クビサの潜在的な候補チームとなるが、まだ本格的な交渉は行われていない。同チームは2019年にハースF1チームのテストドライバーを務めるピエトロ・フィティパルディと元F3ドライバーのジョナサン・アバディーンを起用している。ロバート・クビサは、2013年にメルセデスのDTMマシンをテストした経験があるが、最近ディター・ガスとの直接話し合いを行ったとの報道は否定した。「ディーターと話をしたのはおそらく3~4年前だ。DTMが僕の目的地となる可能性があるのは事実だ。でも、どうなるか見てみよう」とロバート・クビサは語った。DTMのドライバーマーケットはまだ本格的には動き出していない。アストンマーティンは4名のドライバーの契約状況を明かしておらず、ロバート・クビサと近しいままであるBMWはシーズン終了後にドライバーを評価するとしている。DTMが選択肢となる理由について質問されたロバート・クビサは「まあ、僕はそこが目的地かもしれないと思っているかどうかだけど、僕にとって魅力的でないわけではない」とコメント。「過去数年間でいくつかオファーはあった。特に4~5年前はね。でも、当時は異なるアイデアがあった」「でも、今はそれについてあまり考えていないと言っておきたい。DTMについてだけ話をすれば、僕がそこにいくと書かれてしまうからね」「でも、可能性のある目的地のひとつではある。そこでレースをすると言うのは正しくはないけど、直接ではないけど、DTMのチームと連絡を取り合っているというのは正しいね」ロバート・クビサは、F1シーズンが終了する前に2020年の計画を確定させる予定であり、テスト兼シミュレータードライバーの役割についてハースF1チームなどと話し合っている。しかし、ロバート・クビサは、来シーズン、シミュレータードライバーや開発作業だけを行う可能性は低いと語る。「高いレベルでレースに復帰するために一所懸命に頑張ってきて、100日間暗い部屋に自分を閉じ込めてループで運転している自分は想像できない。シミュレーターが自宅の隣にでもない限りね」とロバート・クビサは語った。「除外はしないけど、可能性はとても低いと言える」
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