BMWザウバーの2台は、F1イタリアGP予選で両ドライバーともに新品エンジンを故障させた。ロバート・クビサが壊したエンジンは、8基目の新品エンジンであり、仮に今回のエンジンが完全な故障の場合、イタリアGPを含めた残りの5戦は数少ない使用可能な中古エンジンでやりくりするか、9基目のエンジンを開封し、10グリッド降格を受けるかの選択肢しか残っていないことになる。
「今回のグランプリだけでなく、次のレースにとっても非常に難しい状況になった。ほとんどエンジンは残っていない」とクビサは語る。BMWザウバーのマリオ・タイセン代表は、ファクトリーに戻って徹底的な点検をしなければ、完全な破損かどうかは判断できないとしている。「2基とも新しいエンジンだったため、マイレージや負荷がかかりすぎたことが原因ではない。エンジンを分解しなければ詳しい分析はできない。もちろん、今回の一件は我々のレースの見通しに良くない影響を与えている」今回は多くのドライバーが新品エンジンを卸しているが、レッドブルのセバスチャン・ベッテルも8基目の新品エンジンとなっており、利用可能なエンジンもほとんど残っていないとみられている。
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