ロバート・クビサは、ウィリアムズとの最終テストとなる2回目のテストを完了。17日(火)にハンガロリンクで2014年のウィリアムズのF1マシンを走らせた。ウィリアムズは、2018年のドライバーとしてロバート・クビサを起用する可能性を評価しており、6日前にはマシンに慣れることを目的としてシルバーストンで同じFW36を走らせている。
ウィリアムズは、2回の実車テストとともにプログラムの一環としてシミュレーターでもロバート・クビサを走らせており、体力面を含め、2018年にレース復帰する準備が整っているかを判断することになる。前回のシルバーストンと同様にウィリアムズは今回のハンガロリンクでの走行テストについての詳細も明らかにされておらず、ロバート・クビサが“生産的に一日を完了した”が進捗に着いては“評価を続けている”とだけ伝えている。18日(水)には、ウィリアムズのリザーブドライバーを務めるポール・ディ・レスタがハンガロリンクで同じウィリアムズ FW36で走行を行うことになっており、今回のクビサとディ・レスタは事実上のシュートアウトテストだと考えられている。現在、ウィリアムズは、2018年のランス・ストロールのチームメイト候補として、ロバート・クビサ、ポール・ディ・レスタ、パスカル・ウェーレイン、そして、フェリペ・マッサの4名のドライバーを評価しており、年末までにはドライバーラインアップを確定させることになるとみられている。元F1の最高権威者バーニー・エクレストンは、ウィリアムズは2018年にロバート・クビサを選択することを躊躇するべきではないと考えており、クビサは以前よりもうまくF1に復帰できると確信していえると述べており。だが、現在ウィリアムズのドライバーを務めるフェリペ・マッサは、2018年のランス・ストロールに自分を選ばなければ、ウィリアムズは“はるかに悪い方向に進む”と主張している。ロバート・クビサは、2006年にBMWザウバーでF1デビュー。初年度に3位表彰台を獲得し、2008年のF1カナダGPでは優勝している。だが、ルノーに移籍して2年目を控えた2011年のプレシーズンにラリーで大クラッシュを喫して右腕に重傷を負い、F1キャリアは断たれることになった。その後、WRCに転向してレース復帰したロバート・クビサは今年6月にルノーのプライベートテストで6年ぶりにF1マシンで走行。2度のプライベートとハンガリーでのインシーズンテストに参加して2018年のルノーのドライバー候補と目されていたが、ルノーはカルロス・サインツを獲得して、ロバート・クビサとの短期契約を解除。その後、ロバート・クビサは、元ウィリアムズのドライバーで昨年のワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグをマネジメントチームに引き入れ、ウィリアムズの2018年のシート獲得を目指している。
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