ロバート・クビサは、ヨーロッパラリー選手権で初レースであるカナリア・ラリーをクラッシュリタイアで終えたが、クラッシュから学んでいくとポジティブに述べた。ロバート・クビサは、シトロエン DS3 RRCで1分以上のリードを築いていたが、SS10でクラッシュ。左リアホイールにダメージを負い、レースを続行することはできなかった。
「速い下りのコーナーだった。簡単に全開で行けるコーナーだった。3速ギアのコーナーへヘビーブレーキングをしていた」とロバート・クビサは振り返る。「ブレーキを踏んだとき、クルマのリアのブレーキを失ったので、(ブレーキ)を弱めた。そうしなかったら、スピンしていただろうし、道は狭かった」「コーナー前でクルマは横向きになった。コーナーをすり抜けようとしたけど、バリアにぶつかってしまった。減速することができず、左リアがヒットして、そのあとバリアに正面からぶつかった」ロバート・クビサは、イベントを通してのシトロエンのリアのグリップに苦労していた。「残念ながら、そこには弁解の余地はない。でも、高速セクションでリアのグリップが不足していた。特に下り坂でね」「でも、それを考慮するべきだった。そうしなかったけど、ブレーキを早めるべきだった」しかし、ロバート・クビサは、激しくプッシュしていなかったと付け加えた。「自分のペースで走っていたし、激しくは攻めていなかった。あまりハードにはプッシュしていなかった」「これも経験だ。起こってはいけないことだけど、そうなってしまうこともある。ラリーでは本当に小さなミスでさえ、大きな犠牲となってしまう」「僕たちにとっては非常に良い週末だった。良いテストができたし、午前中に始めて走ったステージでさえ問題なかったし、プッシュしてはいなかった」「昨日はポジティブな経験がたくさんできた、とてもポジティブな一日だった。でも、今日は正反対だった」「でも、前に進んでいかなければならないことだし、進歩していかなければならない。ネガティブな経験も含めて経験だ。それもラリーの一部だ」「明日からはポルトガルに集中して、前進していく」