ヘイキ・コバライネンは、オースティンでのF1復帰で示したスピードが、F1シートを失った昨年末にスポーツを背を向けずにいるという決断を正当化できたと考えている。昨年末にケータハムのF1シートを失ったヘイキ・コバライネンは、他のカテゴリーに転向することもできたが、そのケータハムでいくつかの金曜フリー走行を含めたサードドライバーとしてチームを手伝うことに決めた。
今シーズン、レースをしなかったヘイキ・コバライネンだが、欠場したキミ・ライコネンの代役としてF1アメリカGPでロータスでF1復帰を果たした。オースティンでのパフォーマンスは、2014年のロータスのシート候補に浮上するほどのもので、ヘイキ・コバライネンは、自分がしたことは正しかったことを証明できたと述べた。予選で8版グリッドを獲得したが、レースではフロントウイングの問題もあってノーポイントに終わったヘイキ・コバライネンは「自分自身を決して疑うことはなかった。でも、それを示し、実現するのはまた別のことだ」とコメント。「常にそれができると考えるものだ。僕が今年F1に留まっていることに決めたのはそれが理由だ」「たとえリザーブドライバーだけであっても、僕はその仕事をすることはできたと思う。仕事を続けて、その瞬間がやってくるのを待たなければならなかった」「再びレースをしていても、ケータハムでレースをする可能性はありそうだったけど、この機会がやってきたとき、F1に留まって、他のことに焦点を切り替えなかったことの価値を示せたと思う」「F1は面白いくらい状況が素早く変わるし、突然変わることもある」「なので、自分のハートが感じるところ、自分がいるべきと感じるところに焦点を保ち、その夢を持ち続けていなければならない」ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、F1復帰、特に予選Q3に進出したヘイキ・コバライネンの予備知識を得る速さに感銘を受けたとし、今週末のブラジルではもっと力強いパフォーマンスを発揮するだろうと考えている。「間違いない。ヘイキは優れたドライバーだ。彼には経験がある。多少錆びついているかもしれないが、結果を出してくれるだろう」