FIAは、サーキット建設が遅れているF1韓国GPに異例となる猶予を与えている。インターナショナル・スポーティング・コードには常設サーキットの最終検査について「初の国際イベントの90日前を期限とする」と記されている。これを厳守すれば、韓国の最終検査は6月末に実施されなければならなかったことになる。
しかし、Telegraphによると、韓国インターナショナルサーキットは9月21日まで期限の延期を認められており、FIAのスポークスマンも「完成までには多くの作業が残っている」と認めている。また、サーキットが最終検査に不合格となった場合「不可抗力による中止とFIAが判断しない限りは翌年の選手権に含まれない」とスポーティングレギュレーションには記されている。F1韓国GPがキャンセルになるのではとの噂に対処するために、主催者側は完成した建物と舗装されたばかりとみられる路面の画像を公開した。 しかし、最近撮影されたとみられる別の画像では、サーキットが完成からはほど遠い状態であることがうかがえる。それでも Telegraphのトム・ケアリーは、FIAが進展に「満足」していると述べている現在カルン・チャンドックが韓国へと向かっており、4日(土)にレッドブルのF1デモ走行イベントで韓国インターナショナルサーキットを初走行する予定となっている。 F1韓国GPの主催者KAVOは、サーキットは「90%」完成していると主張している。