バーニー・エクレストンは、2015年にF1韓国GPが復活することはなさそうだと認めた。今月FIAが発表した2015年のF1カレンダーには、F1韓国GPが驚きの復活を果たしていた。しかし、F1韓国GPが含まれた21戦のカレンダーは、全F1チームの合意を得ることなく、2015年に追加のエンジンを各ドライバーに与ええるための巧妙な手段だと解釈されている。
2015年のスポーティングレギュレーションの第28条4項は「各ドライバーはチャンピオンシップ・シーズン中、4基を超えるパワー・ユニットを使うことができない」となっている。これは2014年より1基少ない。しかし、同じ条項に「当初予定されていたチャンピオンシップのイベント数が20を超える場合、この数字は増加する」と追加されている。バーニー・エクレストンは、その疑いを認めていないが、F1韓国GPが実現しそうにないことには同意した。「我々は彼らと契約している」と述べたバーニー・エクレストンだが、実際にF1韓国GPが実現するのかとの質問には「彼らはむしろそれが実現しないことを望んでいるようだ」と述べた。また、F1韓国GPのカレンダー入りは、エンジン規約の微調整だけでなく、契約違反として主催者からお金を引き出そうとしていると見方もある。しかし、バーニー・エクレストンは「我々は、契約が許すこと以上のことを引き出すつもりはない」と述べた。