クリスチャン・クリエンが、2010年の残り2戦でヒスパニア・レーシングのレースシートに復帰すると報じられている。クリスチャン・クリエンは、シンガポールGPで“食中毒”の山本左近に代わりレースに出場したが、続く日本GPからは山本左近がレースに復帰している。オーストリアの Kleine Zeitung は、ヒスパニア・レーシングがコンストラクターズ選手権でロータスを倒し10位を獲得するためにクリスチャン・クリエンをレースシートに戻すことを検討していると報道。
ロータス、ヴァジン、ヒスパニア・レーシングの新規3チームはいずれもポイントを獲得していないが、日本GPでヘイキ・コバライネンが3チーム最高の12位でフィニッシュしているため、現在はロータスが10位につけている。コンコルド協定では、コンストラクターズ10位まで賞金が与えられることになっている。「ヴァージンとルノーに1つ、ヒスパニアにはおそらく2つ(シートが)ある」と語るクリスチャン・クリエンは、2010年の一部のペイドライバーが必ずしもバーニー・エクレストンの賞金を獲得するためにチームにとって価値があるわけではないと主張。しかしクリスチャン・クリエンは、F110がヒスパニア・レーシングに意外な結果をもたらすことはなさそうだとも認め、2011年に目を向けている。「僕たちはバーレーンの開幕戦以来、クルマにエアロ改善を施していない唯一のチームだ」とクリエンはコメント。「来年3月にF1のコックピットに自分が座っていることを目指している」
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