ケビン・マグヌッセンは、マクラーレンのレースシートを失ったことは大打撃であるとし、レース本能を研ぎ澄ませておくために他のシリーズに目を向けることを除外していない。今年、マクラーレンはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンのオールチャンピオンラインナップを起用。たった1年でF1レースキャリアだけでケビン・マグヌッセンは押し出された。
「個人的に良いデビューシーズンだったと思う」とケビン・マグヌッセンは北欧のスポーツチャンネルViasat にコメント。「他に何かできたとは思わない。ワールドチャンピオンのジェンソンが僕よりも多くのポイントを獲得したのは論理的だと思う。でも、数回は自分のポテンシャルを示せたと思う」「例えば、僕は予選でしばしばジェンソンよりも速かった。結局はフェルナンドとジェンソンと席を争うには十分ではなかったということだ」「F1は、非常にプレッシャーと期待が高い複雑な世界だ。今は本当にそれを理解している。僕はドライバーとして、個人として、よりハードになったし、F1でメインドライバーの間に戻るとき、この経験を活かせると確信している」「もちろん、レースシートを失ったときはとても動揺した。戦う準備はできていたし、後退したくはなかった。でも、僕たちは特別な状況にある」「僕は2人のワールドチャンピオンに道を譲った。たとえ、それが嫌だとしても、僕はまだかなり若いし、まだ先に何年もある。他のチャンスを得るために出来る限り長く持ちこたえたい」父親もF1ドライバーだったケビン・マグヌッセンは「自分のキャリアを続けていくためにいくつかのオプションを分析している」「僕はレースがしたい。僕にとってはクルマに戻ることが重要だ。たとえ、F1ではなくてもね。丸一年レースをしないのは良くない。特にF1ではテストがかなり制限されているからね」「これが10年前に起こっていたなら、たぶん、こんなことは考えないだろう。でも、レースを続けることが自分の発展には重要だ」「どんなオプションが最適かはわからない。インディカーもひとつだけど、他にもある。状況がどう展開するか見守ってみよう」噂のひとつは、マクラーレンが、ホンダの“Bチーム”を設立するためにマノーのリバイバルに協力しているかもしれないということ。ケビン・マグヌッセンは、ホンダBチームの潜在的なドライバーとして言及されている。「どんなことも可能だ」とケビン・マグヌッセンはコメント。「マルシャ? それは単なる噂だと思う」「最近、状況は変わったし、僕たちはどのように発展していくか見ているけど、そのチームと話したことはない」