2025年はF1誕生75周年、そしてHondaのF1初優勝から60周年という特別なアニバーサリーイヤー。これに併せ、三重・鈴鹿サーキットの「F1日本グランプリ」と同時期に、東京・お台場で公式プロモーションイベント「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」を開催。計4日間でのべ約3万3000人の来場者を集め、鈴鹿と東京の両会場が一体となって大盛況のうちに幕を閉じた。
■角田裕毅の電撃移籍で注目度が急上昇4月2日(水)にはプレイベントとして、会場隣接の公道で本物のF1マシンが疾走する「Red Bull Showrun × Powered by Honda」を実施。日本人唯一のF1ドライバー、角田裕毅が「Oracle Red Bull Racing」に電撃移籍し、約200名の報道陣が駆けつけるなど大きな話題を集めた。角田選手は「オラクル・レッドブル・レーシングのカラーリングで東京を走るという映画の世界のような夢を実現できて嬉しい」とコメントし、多くのファンを熱狂させた。角田裕毅が「Oracle Red Bull Racing」へ電撃移籍したばかりとあって、会場は大歓声に包まれた■鈴鹿と東京をつなぐパブリックビューイング週末の4月4日(金)〜6日(日)には、東京と鈴鹿サーキットの「F1日本グランプリ」を大画面で結ぶパブリックビューイングを実施。2つの会場が一体となり、ドライバーたちを応援しながらF1を存分に堪能できる3日間となった。「F1日本グランプリ」パブリックビューイングの様子キッチンカー15店舗がずらりと並ぶ飲食ゾーンには、F1開催国から選りすぐったグルメが大集合。日本のファストフードをはじめ、スペインやアメリカ、オーストラリア、シンガポールなどの料理が並び、ハイネケンなどのビールを手に食を楽しむ光景があちこちで見られた。F1開催国の料理を提供するキッチンカーがずらりと並んだ■多彩なコンテンツでF1を“まるごと”楽しむF1の世界を身近に体験できるゾーンでは、1965年にホンダがF1初優勝を果たした伝説のマシン「Honda RA272」をはじめ、2006年のハンガリーGPで劇的な勝利を収めた「Honda RA106」、2021年にマックス・フェルスタッペンが自身初のドライバーズチャンピオンに輝いた「Red Bull Racing Honda RB16B」など歴代F1マシンを特別展示。F1の歴代名車が一堂に会する特別展示「F1ガレージ」さらに、カートアタックやF1シミュレーター、F1チームのピットクルー気分でタイヤ交換の最速記録に挑戦できるピットストップチャレンジといった豊富な参加型プログラムも実施した。なかでも、F1の技術や物理学を学べるSTEMプログラムでは、子どもたちが興味津々に実験や工作に取り組み、将来のエンジニアやドライバーを目指すきっかけを得たとの声も。友人同士やファミリー層で訪れた来場者が、F1の迫力と世界観を実際に味わいながら、連日熱気に包まれていたのが印象的だった。タイヤ交換に挑戦できる「ピットストップ チャレンジ」■倖田來未、GENERATIONSら豪華アーティストが集結音楽ライブのステージでは、倖田來未、GENERATIONS、Zeebra、Red Eye、Def Tech、FRUITS ZIPPER、CUTIE STREET、MASHIHOといった豪華アーティストが連日パフォーマンスを披露。F1ファン以外の層も巻き込み、会場は一層の熱気に包まれた。モータースポーツの優雅さを演出する「CLUB LOUNGE」では、モエ・エ・シャンドンのシャンパンやカクテルを楽しむ来場者の姿も多く見られた。倖田來未FRUITS ZIPPER■エンタメを超えた意義。車社会への理解を深める機会にも会場内には、ホンダ「プレリュード」のプロトタイプ展示や、国土交通省による交通安全を推進するブースなど、モータースポーツと私たちの車社会を身近に感じられるコンテンツも用意され、モータースポーツを楽しみながら、私たちの車社会についても学べるイベントとして高い評価を得た。「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」は、単にレースや音楽を楽しむだけでなく、最先端技術や車社会について考えるきっかけを提供する場にもなった。F1のエンターテインメント性と、私たちの生活を支える技術革新が密接に結びついていることを、多くの来場者に体感頂けたのではないだろうか。Honda「プレリュード」のプロトタイプを展示■開催実績名 称:F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025日 時:4月2日(水)12:00〜17:004月4日(金)10:00〜20:004月5日(土)10:00〜20:004月6日(日)10:00〜20:00動員数:計4日間 のべ33,000人会 場:東京都江東区青海NOP区画 お台場特設会場総 裁:瑶子女王殿下共同主催:本田技研工業株式会社ホンダモビリティランド株式会社協 力:Formula One Management国際トップモータースポーツ体験事業実⾏委員会後 援:外務省国土交通省総務省観光庁東京都江東区イタリア大使館オランダ王国大使館スペイン王国大使館ハンガリー大使館ブラジル連邦共和国大使館ベルギー王国大使館メキシコ大使館オーストリア文化フォーラム