元F1ワールドチャンピオンのマリオ・アンドレッティは、インディカーで活躍するコルトン・ハータのようなドライバーが取得できず、“あのロシアの子供”と称するニキーター・マゼピンが取得できてしまうF1スーパーライセンスには何が問題があると考えている。今年、ハースF1からデビューを果たしたニキータ・マゼピンは、開幕2戦でスピンを多発するなどその実力が疑問視されている。
1978年にF1ワールドチャンピオンであり、インディカーのアンドレッティ・オートスポーツを率いるマリオ・アンドレッティは、第2戦 セントピーターズバーグで圧倒的な勝利を収めたコルトン・ハータは、F1のトップチームのシートに十分な才能があると信じている。F1は2022年からマイアミでアメリカでの2つ目のグランプリを開催するが、マリオ・アンドレッティは、コルトン・ハータのようなドライバーが活躍すれば、アメリカでのF1人気を後押しすると確信していると語る。「正直、アメリカでのF1のファン層はやや控えめであり、盛り上げる必要があると思う。本当に欠けているのはアメリカ人のドライバーだけだ」とマリオ・アンドレッティは語った。「コルトンを猛烈にプッシュしたい。忘れてはならないのは、コルトンは15歳のときに、自力でイギリスでレースに出場していたことだ。F1に到達することは常に彼の目的だった。彼は非常に静かで控えめであり、強引ではないが、F1のクオリティを備えている」「チャンスがないと片付けてしまうのではなく、トップチームにアメリカ人ドライバーが必要だ。F1でアメリカ人ドライバーがいて結果を出すことができれば、アメリカはF1に夢中になるだろう」「メルセデスはここでたくさんの車を売っている、巨大な市場だ。彼がいればのようなことができるか想像できるか? テレビの評価も引き上げるだろう。しかし、それは1年かそこら以内に起こらなければならない。さもなければ、彼らは彼が年を取りすぎていると見なしてしまう」「彼は21歳であり、素晴らしい時期だ。だが、テストが不足し、ライセンスの制限ある」「だが、ロシアの子供(マゼピン)はスーパーライセンスを取得し、ここの最上位にいる男がそれを取得できないのはどうしてだ? そこには何らかの問題がある!」インディカーはFIAのスーパーライセンスポイントシステムで2番目にランクの高いシリーズだが、コルトン・ハータは必要な40ポイントのうち36ポイントを獲得している(2018年にインディライツ準優勝で12ポイント、2019年にインディカー7位で4ポイント、2020年にインディカー7位で20ポイント)。