アンドレッティ・オートスポーツは、2018年のインディカー・シリーズでもホンダのエンジンを使用することを発表。契約は複数年契約となり、シボレーへの変更の噂に終止符を打った。ただし、佐藤琢磨の契約については未定となっている。アンドレッティ・オートスポーツとホンダは、インディ500で今年の佐藤琢磨の勝利を含め、通算5勝、過去4年間で3勝を挙げており、3度のシリーズチャンピオンを獲得している。
アンドレッティ・オートスポーツのCEOを務めるマイケル・アンドレッティは「我々がしばらくこの決定を評価していたことは秘密ではない」とシボレーへの変更を検討していたことを認めた。「我々は強力なリレーションシップを築き、両方のマニュファクチャラーとマイルストーンを達成してきた」「だが、我々はホンダとのパートナーシップを継続することを嬉しく思っている。我々はホンダと成功の素晴らしい歴史がある。我々が共に偉業のコレクションを成長させ続けていくのは疑いのないことだ」アンドレッティ・オートスポーツのインディカー・シリーズの56勝のうち47勝はホンダのエンジンとともに達成された。インディ500ではダン・ウェルドン(2005年)、ダリオ・フランキッティ(2007年)、ライアン・ハンターレイ(2014年)、アレキサンダー・ロッシ(2016年)、そして、佐藤琢磨(2017年)が勝利を収めている。ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントののアート・セントシアー代表は「マイケルが述べたとおり、彼のチームは過去4年でのインディ500での3勝を含め、インディアナポリス・モーター・スポードウェイでの我々の成功において重要な役割を果たしてきた」とコメント。「インディアナポリスでの成功に加え、ホンダのインディ500での225勝のうち47勝はアンドレッティ・オートスポーツによって記録されたものだ。我々は今後も一緒にこのすでに印象的な通算勝利数を加えていくことを楽しみにしている」アンドレッティ・オートスポーツは、2018年のライアン・ハンターレイとマルコ・アンドレッティとの契約も発表。残りのドライバーラインナップに関しては今後数週間で発表するとしている。アンドレッティとホンダとの関係は継続するものの、佐藤琢磨に関しては、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングへの移籍が噂されている。