2026年F1第11戦ハンガリーGPの決勝ハイライト動画。ランド・ノリスがポールポジションから今季初優勝を飾り、マクラーレンに2026年初のグランプリ勝利をもたらした。スタートではオスカー・ピアストリがノリスを逆転して首位に立ったが、レース中盤の戦略と周回遅れとの接触によって形勢が逆転。ピアストリはさらにギアボックストラブルでリタイアし、ノリスがマックス・フェルスタッペンに15秒以上の差をつけてトップチェッカーを受けた。
スタート直後のマクラーレン同士の首位争い、フェルスタッペンの豪快なオーバーテイク、ピアストリとサインツJr.の接触、VSCを巡る順位変動など、2026年F1ハンガリーGPは最後まで展開の読めないレースとなった。ノリスは速さとタイヤマネジメントを武器に逆転勝利をつかみ、マクラーレンの復調を強く印象づけた。注目ポイント:ピアストリがオープニングラップで首位奪取ポールポジションのノリスは好スタートを切ったが、ターン1でリアを滑らせながらポジションを守ったことで、ターン2の立ち上がりが苦しくなった。3番グリッドから好発進を決めたピアストリは、ターン2でノリスのラインを切り返し、鮮やかなクロスラインで首位を奪取。マクラーレンの2台が序盤からワンツー体制を築いた。一方、6番グリッドのジョージ・ラッセルはアンチストールが作動して大きく出遅れ、一時は21番手まで後退した。注目ポイント:フェルスタッペンがハミルトンを豪快にオーバーテイクルイス・ハミルトンはソフトタイヤでスタートし、序盤から3番手のフェルスタッペンに接近。14周目にハードタイヤへ交換し、翌周にピットインしたフェルスタッペンの前に出た。しかしフェルスタッペンはタイヤが十分に温まっていない状態からハミルトンを追い、ターン1でイン側へ飛び込んでポジションを奪還。不安定なマシンを抱えながらも、勝負どころで果敢なオーバーテイクを決めた。注目ポイント:ノリスがピアストリにポジション交換を要求最初のピットストップ後もピアストリが首位を守ったが、ハードタイヤでのペースはノリスの方が明らかに速かった。ノリスはピアストリの背後0.6秒まで接近し、「僕の方が何マイルも速い」と無線でポジション交換を要求。しかしマクラーレンはチームオーダーを出さず、コース上で先行していたピアストリを優先した。マクラーレンは33周目にピアストリを先にピットインさせ、ノリスをコース上に残した。クリアエアを得たノリスは、古いタイヤにもかかわらず新品タイヤのピアストリを上回るペースで走り、逆転に必要なマージンを築いた。注目ポイント:ピアストリとサインツJr.が接触レースの流れを決定づけたのが、38周目に発生したピアストリとカルロス・サインツJr.の接触だった。ブルーフラッグが提示されるなか、ピアストリがターン2で周回遅れのサインツJr.を抜こうとしたが、両者のホイールが接触。車体への大きなダメージはなかったものの、ピアストリは貴重なタイムを失った。直後にノリスが2度目のピットストップを行うと、ピアストリの前でコースへ復帰。これによってノリスが実質的な首位に立った。接触の責任を問われたサインツJr.には、5秒加算ペナルティが科された。注目ポイント:ノリスがアントネッリを抜いて首位へ1ストップ戦略を模索していたアンドレア・キミ・アントネッリが、一時的にレース首位へ浮上。ノリスは使用歴の長いハードタイヤを履くアントネッリに急接近した。46周目、ノリスはターン2でアントネッリと並び、トップを奪回。その後は圧倒的なペースで後続との差を広げ、勝利を大きく引き寄せた。アントネッリはタイヤを最後まで持たせることができないと判断され、54周目に2度目のピットストップを行った。注目ポイント:ピアストリがギアボックストラブルでリタイアノリスの後方を走っていたピアストリは、56周目にギアボックスの異常を訴えてターン3付近でマシンを停止。首位を走りながらも、ハードタイヤでのペース不足、サインツJr.との接触、そしてマシントラブルが重なり、ノーポイントに終わった。ピアストリの停止によってバーチャルセーフティカーが導入され、ノリス、ハミルトン、シャルル・ルクレールがピットイン。フェルスタッペンはコース上に残り、2番手へ浮上した。注目ポイント:VSC解除を巡りハミルトンが順位を返還VSC中のピットストップを終えたハミルトンは、アントネッリの前となる3番手でコースに復帰した。しかしリプレイ映像によって、VSC終了時の基準となる白線をアントネッリが先に通過していたことが判明。ハミルトンはポジションを返し、アントネッリが3番手に戻った。終盤にはハミルトンがアントネッリへ接近したが、抜くことはできなかった。注目ポイント:ハミルトンに5秒加算ペナルティハミルトンはピットレーンでの速度違反によって5秒加算ペナルティを受けた。コース上では4番手でフィニッシュしたものの、ルクレールとの差を5秒以上に広げられず、正式結果では5位に後退。ルクレールが4位へ繰り上がった。ノリスが王者として初めてトップチェッカーノリスはVSC解除後もフェルスタッペンとの差を着実に広げ、最終的には15.080秒のリードを築いて優勝した。2026年シーズン初勝利であると同時に、前年のF1ワールドチャンピオンとしてカーナンバー1をつけてから初めてのグランプリ優勝となった。2位はマシンのダンピングやシフトの問題を抱えながら走り切ったフェルスタッペン。3位には7番グリッドから追い上げたアントネッリが入り、ドライバーズ選手権のリードを拡大した。レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーが6位、スタートで大きく出遅れたラッセルが7位まで挽回。レーシングブルズはリアム・ローソンが8位、アービッド・リンドブラッドが10位に入り、ダブル入賞を果たした。ニコ・ヒュルケンベルグは9位に入り、アウディ移籍後初となる2026年シーズン初ポイントを獲得した。アストンマーティンはアップデート版AMR26Bでランス・ストロールが13位、フェルナンド・アロンソが14位。ポイントには届かなかったものの、アルピーヌ、ハース、ウィリアムズと争えるレースペースを示した。


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