ホンダF1は、アストンマーティンがハンガリーGPで投入したシャシーアップデートに続き、今後予定しているパワーユニット(PU)のアップデートによってさらなるパフォーマンス向上を実現できるとの自信を示した。アストンマーティンはF1ハンガリーGPでフェルナンド・アロンソが14位、ランス・ストロールが13位とポイント獲得には届かなかったものの、11戦ぶりに投入した「AMR26B」とも呼べる大規模アップデートは確かな前進をもたらした。
シャシー性能の改善が確認されたいま、チームの視線はホンダ製PUの進化へと向けられている。16項目のアップデートでシャシーは前進アストンマーティンはハンガリーGPでFIAに申告した16項目のアップデートを投入し、実質的な「AMR26B」仕様へ進化させた。シーズン序盤のAMR26はダウンフォース不足に苦しみ、シャシー性能が大きな課題となっていた。しかし今回のアップデートによって中団トップを争うレーシングブルズやアウディに迫る競争力を見せ、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンも「彼らのアップデートが羨ましい」と語るほどの進歩を遂げた。予選でも改善は数字に表れている。スパ・フランコルシャンではポールタイムとの差が5.405%だったのに対し、ハンガリーでは3.369%まで縮小。コース特性は異なるものの、トップとの差を着実に縮めたことが確認された。フェルナンド・アロンソも「僕たちは6か月遅れている。だから今はアップデート競争に勝たなければならない」と語り、今回のアップデートを今後の開発の土台として評価している。ホンダF1「PU改善でタイムは確実に縮まる」シャシーの改善が確認された一方で、アストンマーティン最大の課題は依然としてホンダ製PUにある。エンジン面でのハンディキャップは依然として大きく、後半戦の競争力を左右するのは、今後投入予定のPUアップデートだ。ホンダF1の折原慎太郎トラックサイドエンジニアは、その効果について自信を示している。「パワーユニットの改善によって、1周あたりのタイムは確実に短縮できるでしょう」アストンマーティンはシャシー性能を向上させたことで、PUの改善効果をより引き出せる環境を整えた。折原も、アップデートによる上積みがラップタイムに直結するとの見通しを示しており、ホンダにとっても後半戦は真価が問われる戦いとなる。相関も改善し開発は次の段階へ今回のアップデートでは、シミュレーションと実車データの相関が改善されたことも大きな成果となった。アロンソは「アップデートでどれだけ改善が必要なのかを数値化できるようになった」と語り、開発の方向性に確かな手応えを得ている。エイドリアン・ニューウェイが明かした計画では、ザントフォールトでホンダ製PUのアップデートと追加パーツを投入し、その後モンツァまたはバクー、あるいは両大会でさらなる改良を実施する予定だ。シャシーがようやく開発の土台に到達した今、次に問われるのはホンダ製PUの進化である。PUアップデートが期待どおりの成果をもたらせば、アストンマーティンは中団上位争いへ本格的に加わる可能性を大きく高めることになりそうだ。
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