ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、次戦F1イタリアGPから導入される“予選モード”の禁止、そして、懸念されるPUの使用基数制限について語った。来週末モンツァで開催されるF1イタリアGPから“予選モード”が制限される。予選用のスペシャルモードを使った最後の予選となったF1ベルギーGPでは、マックス・フェルスタッペンがラップ終盤にERSのエネルギー切れが発生するはかで2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)から0.015秒差に迫った。
当初、予選モードは禁止は今週のF1ベルギーGPから導入される予定だったが、ダイナモでのテスト時間を確保したいとのメルセデスとホンダF1によってF1イタリアGPに延期されている。予選モードの禁止がホンダF1のレース週末にどのような影響を与えるかと質問された田辺豊治は「非常に早くに起こりましたし、実際、我々は予選とレースでPUを同じモードでどのように運用していくかに取り組んでいるところです」とコメント。「パフォーマンスと信頼性、そして、バランスを考慮する必要があります。17戦になることが確認されました。今シーズンの終わりまでのPUの使い方と各レースでの競争方法について計画を立てる必要があります」F1ベルギーGPの週末はエンジン交換のサイクルとなり、各チームが新品のパワーユニットを導入して画、信頼性の観点で言えば、ホンダF1はシーズン序盤に全メーカーのなかで最も多くのコンポーネントを使用した。残りのシーズンにむけて信頼性の懸念はあるかと質問された田辺豊治は「いいえ」とコメント。「我々は現在許可されているPUの使用基数に応じてPUの使用計画に取り組んでいます。他のPUメーカーと比較すると多く見えるかもしれませんが、新しいユニットの導入によってペナルティを受けることは計画していません。これまでのところは予定通りです」
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