ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1オーストリアGP初日の作業を振り返った。フリー走行2回目ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがクラッシュ。マシンの後部にダメージを負った。だが、グランプリの初日をスペック2のPUで走行し、その後スペック3のPUに交換する予定だったため、レースウイークには影響がないものだった。
しかし、今後PUが使用できなくなるような損傷があるかどうか、解析を進める予定だという。「今日は風の影響によりコースオフしてマシンにダメージを受けるマシンが多くありました。アストンマーティン・レッドブル・レーイングのフェルスタッペン選手も不運にもFP2でダメージを負ってしまいました」「なお、本日は金曜日用のPUを使用していたので、当初の予定通り今晩の作業でフランスGPにて投入したスペック3への交換を行います。クラッシュの影響を受けたPUについては早急にさくらに送り返し、ダメージ度合いを確認します」「今回から4台全てのマシンにスペック3を適用することになりましたが、フェルスタッペン選手以外の3台についてはロングランも含めてセッティングの確認を進めることができました。明日も予選と決勝に向けて最適化を継続していきます」