ホンダF1は、F1中国GPのフリー走行3回目にクラッシュを喫したトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンのPUを日本のHRD-Sakuraに返送。アルボンは2基目のPUで決勝を戦う。アレクサンダー・アルボンは、フリー走行3回目の終盤にホームストレートでクラッシュ。ダメージはモノコックまで及び、リア周りは大きく損傷。チームはモノコック交換とマシンの再構築を決定。これにより、アルボンは予選不参加となった。
ホンダF1は、新しいモノコックにフリー走行3回目で使用していたパワーユニット(PU)を使用しないことを確認した。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「FP3の事故でアレックスが無事だったことに我々全員が安心しています」とコメント。「事故の結果おして、我々はPUを交換し、クラッシュ時に搭載されていたものは完全なチェックのためにSakuraに返送してます」「現時点では様々なPU要素に起こりうる損害の完全な範囲をわかっていません」ホンダは、金曜フリー走行でダニール・クビアトのPUのデータに異常を検出して予防措置としてPUを交換。ユニットはHRD-Sakuraに送られている。仮にどちらのエンジンも再使用可能だったとしても、二人のドライバーはすでに2セット目のコンポーネントを開封しているためシーズン後半にグリッドペナルティを受けることはほぼ確実な状況となった。エンジンマニュファクチャラーは、伝統的にシーズン中に2度の大幅アップデートを投入するが、トロロッソ・ホンダの両ドライバーはそのサイクルから外れることになり、シーズン終了までに4基目のエンジンが必要になるだろう。アレクサンダー・アルボンは、自分のクラッシュに“かなりフラストレーションを感じているし、身体的な部分よりも気持ち的な部分が大きい”と語る。「トラックのその部分ではラップタイムを稼げる」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「少しワイドに走ることができるし、それはコーナーへのエントリースピードをもたらす。以前の走行でもやっていたしことだ」「ライン自体は問題なかったけど、人工芝でスロットルを開けすぎてしまった。人工芝でスナップが出るのはかなり普通のことだ。でも、スナップが出て、その後、逆方向にスナップが出た」「一旦タンクスラッパーになってしまったら、もうパッセンジャーのようなものだ。そのスナップでサーキットの左側にスピンすることを願っていたけど、右のウオールに突っ込んでしまった」関連:【動画】 アレクサンダー・アルボンが大クラッシュ … 予選は欠場