ホンダが2018年にトロ・ロッソにF1エンジンを供給するとの噂をレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは否定していない。F1はサマーブレイクに突入するなか、ホンダとトロ・ロッソを巡る噂はF1の中心となっている。シーズン前半戦最後のレースとなったF1ハンガリーGP後、全チームはハンガロリンクに残ってインシーズンの公式テストを行ったが、トロ・ロッソについて新たな噂が浮上。
昨年11月にマクラーレンのCEOの座を辞任に追い込まれたロン・デニスがトロ・ロッソの買収に関心を持っているというものだ。ロン・デニスは、マクラーレンのワークスワートナーとしてホンダをF1に復帰させた人物でもある。この噂についてレッドブルのヘルムート・マルコは「まぁ、現在、ロン・デニスは3億ユーロ(約400億)のマクラーレンの株式を所有しているからね」と Auto Motor und Sport に笑いながらコメント。「彼は我々に電話をかけてくるべきだ」だが、ホンダがトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給するかもしれないという噂はより信憑性が高そうだ。ホンダは、ザウバーへの2018年のカスタマーパワーユニット契約を破棄されたことで、代わりとなる供給先を探している。F1ハンガリーテストが行われた1日(火)にはハンガロリンクで本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコとの間で交渉が行われ、ホンダとトロ・ロッソとのF1エンジン供給契約が進展したと報じられている。その噂は真実かと質問されたヘルムート・マルコは「そのうちわかるだろう」とスペインの El Confidencial は述べた。また、ホンダの山本雅史は「我々は他のチームへの供給について合意に達する可能性があるかどうかを確認するために彼らと話し合いをしています」と Diario AS に語った。現在、ホンダがパワーユニットを供給するマクラーレンは、2018年もホンダとの関係を継続するか、もしくは他のメーカーのパワーユニットに変更するかを少なくとも9月までには決定すると述べており、このような噂はそれまで続くことになるかもしれない。実際、ホンダとのF1パワーユニット計画を白紙化したザウバーの新チーム代表フレデリック・バスールは、その理由のひとつに「マクラーレンとホンダの間のコラボレーションに関してもちょっと不明だったし、エンジンサプライヤーがギアボックスのためのソリューションを見つけなければならないという我々側の事情もあった」と語っている。また、トロ・ロッソには別の噂も浮上している。レッドブルが、現在イタリアのファエンツァにあるトロ・ロッソの本部をイギリスに移すことを望んでいるというものだ。だが、この件について質問されたヘルムート・マルコナンセンスだ」とコメント。「それなら、なぜ我々はファエンツァに素晴らしいファクトリーを設けたりしたんだい?」さらには、F1ハンガリーテストでインドネシア出身のショーン・ゲラエルがF1ハンガリーテストでトロ・ロッソでの2度目のF1テストを行ったことで、トロ・ロッソのマシンが父親のリカルド・ゲラエルが代表を務めるケンタッキーフライドチキンのインドネシア法人であるKFCジャゴニャ・アヤムのカラーリングに変更にあるとの推測も広まったが、F1のベテラン記者ロジャー・ブノワは「ゲラエルは地元でケンタッキーフライドチキンの資金でサポートを受けているが、彼のF1の可能性はむしろ低い」と Blick に語っている。
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