ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、2017年パワーユニットが馬力面でメルセデスに匹敵できると考えている。「来年、我々は馬力面でメルセデスと同等になると考えています」と長谷川祐介は F1 Racing にコメント。「サイズや重量、重心、特に信頼性で同じレベルを達成するのは難しいことですが、そこが第一のターゲットです」
現在、ホンダのパワーユニットはタービンとコンプレッサーを収納しているが、2017年はより大きなターボを実現するべく、前方にコンプレッサー、後方にタービンを配置するメルセデスと同様のレイアウトを望んでいる。長谷川祐介は「難しいことは認識しています。フェラーリとルノーがそうしていないのはそれが理由です。我々がそれを実現できるかどうか言えないのはそこが理由でもあります」とコメント。マクラーレンは昨年から改善しているが、まだトップ3チームからは遅れており、中団でのバトルが定着している。だが、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「我々はこれまでよりも勝利への準備が整っている」と語る。「我々はコンセプトを決定しなければならなかったし、勝てるコンセプトだと考えていた。数カ月ではなく、数年にわたってそれを開発してきた。それはレッドブルが7年、メルセデスが5年かけてやってきたことだ」「全てのレースを平均化すれば、我々はシャシー面でフェラーリと戦っている。レッドブルとメルセデスは我々よりも良いが、我々は残りのなかでは一番だ」