ブラッド・ピット主演の映画『F1/エフワン』が世界中で注目を集めるなか、続編の可能性についてルイス・ハミルトンがコメントした。ハミルトンがプロデューサーとして携わった本作は、Apple Original Films史上最も成功した劇場公開作となり、現在までに全世界で約1億7000万ドルの興行収入を記録している。ただし、制作費が膨大だったこともあり、まだ黒字化には至っていない。
スイス紙「Blick」は本作について「アドレナリンはたっぷりだが、キッチュな要素も多い」「物語は表面的でチーズのようにベタで予想通り。F1ファンにとっては、多くの重要なシーンがまったく現実味に欠ける点が苦い後味を残す」と辛口の評価を下している。それでもすでに一部では続編『F1 2』の噂もささやかれているが、ハミルトンは慎重な姿勢を示した。「急いで取りかかるべきではない。それが最悪の展開になると思う」とハミルトンはF1イギリスGP開催中のシルバーストンで語った。「続編の多くはオリジナルよりも出来が悪くなるものだし、これは4年かけて作った作品だから、少し時間を置いて熟成させるべきだ」ただし、続編に関する話し合いがすでに始まっているかどうかについては明言を避けた。「もしそうだとしても、僕は言わないよ」とハミルトンは笑顔で答えている。