ルイス・ハミルトンは、2023年F1第20戦メキシコGP初日のフリー走行を7番手で終了。W14には未開発のポテンシャルがあるが、メキシコでの走行初日が難しいものだったことから、メルセデスは一晩でやるべきことがたくさんあると認めている。ハミルトンはオースティンで失格となったが、週末を通じてアップグレードされたW14で好ペースを見せた。しかし、金曜日に運転したW14は、COTAで運転した車とは「雲泥の差に感じたと語る。
FP1でのハミルトンのファステストラップはペースセッターであるマックス・フェルスタッペンのタイムよりも1秒以上遅かった。FP2ではペースの改善を見せたものの、フェルスタッペンとはコンマ3秒強の差でフィニッシュした。走行初日について聞かれたハミルトンは「それほど素晴らしいものではなかった。Dodgy(ヤバい)というわけではないけど、最高でもない。今日はクルマの中で少し苦労した」「先週と比べて、クルマは雲泥の差だ。何と言ったらいいのかわからないけど、このクルマは何が起こるかわからないんだ」「素晴らしい日もあれば、そうでない日もある。ラップを引き出すのは難しいと思う。パフォーマンスは間違いなくあると思う。それを引き出すのは難しいし、今週末はエアロマップなどの関係でかなりピーキーなんだ」「だから、一晩かけて取り組むつもりだけど、オースティンでのFP1に比べて楽しい一日ではなかったのは間違いない。少しずれているけど、一晩で何かを見つけることができて、明日はクルマの運転が良くなることを願っている」土曜日の予選を前に一晩で何が分かるかと問われたハミルトンは「繰り返しになるけど、このクルマは何が起こるかはわからない。おそらく変更を加えれば、ペースが上がるかもしれない」とコメント。「おそらくトップ3に近づくためのパフォーマンスは間違いなくあったと思う。でも、そのパフォーマンスを引き出しやすくする方法を見つけなければならないので、今夜はそれに取り組むつもりだ」ルイス・ハミルトン「今日は僕にとってチャレンジングな1日だった。マシンのフィーリングは1週間前のオースティンのときとはまったく違っていた。その理由を理解する必要がある。最も競争力のあるロングランを見せることができなかったので、さまざまなセットアップを試すことに集中してきた。ここのコースには課題がつきものだけど、例年はうまくいっている。だから、明日に向けてはまだ完全な状態ではないけど、改善と必要な変更を行うために一晩懸命に働くつもりだ。マシンはオースティンで有望なペースを見せたし、ここでもいいところまで持っていけると確信しているし、改善の余地はたくさんある」