メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2023年F1第11戦イギリスGPの金曜フリー走行を15番手で終えた。前戦オーストリアで調子を落としたメルセデスF1は、シルバーストンにフロントウイングを含めたアップグレードを投入して挽回を目指している。しかし、ハミルトンはFP1を12番手、FP2を15番手と両セッションをトップ10で終える精彩を欠いた初日となった。
「ここシルバーストーンは風がとても強かった。でも、マシンがより安定しなくなったのは確かだ。でも、シーズンの大半を戦ってきたのと同じような課題とも戦っている。運転するのが難しいクルマだし、それは今も続いている。シングルラップでは、タイヤ間で改善が見られなかったし、それは何かが欠けていることを示唆している。僕たちにとってポジティブなのは、ロングランのペースはそれほど悪くなかったことだ。「バランスは難しいが、今夜はそこに取り組むつもりだ。ミックにもシミュレーターに乗ってもらう予定なので、明日に向けて何か解決策を見つけられることを願っている。僕たちはレッドブル勢と同じレースには参加しているわけではない。でも、表彰台を目指して戦いたい。昨日からファンの声援は物凄いし、僕たちもファンの人たちに喜んでもらえるようなレースをしたいと思っている」