ルイス・ハミルトンは、F1マイアミGP終盤のセーフティカー期間中にメルセデスF1チームが自分にピットインするかどうかの決定を委ねたことを疑問に思っている。F1マイアミGPでルイス・ハミルトンはチームメイトのジョージ・ラッセルに次ぐ6位でフィニッシュ。ラッセルは、第1スティントを長く走り、セーフティカーを利用して、新しいミディアムタイヤに交換するピットストップを行って順位をキープした。
ジョージ・ラッセルは、リスタート時に古いハードタイヤのルイス・ハミルトンのすぐ後ろになり、タイヤのアドバンテージを利用して7回のワールドチャンピオンをパスした。ラッセルは、最初の追い抜きがコース外と見なされたため、一旦順位を返したが、簡単に2回目の追い抜きを完了させた。ルイス・ハミルトンは、3レースで2度目となるセーフティカーのタイミングで負けたことに不満を感じていた。『戦略は僕に親切ではなかったね』とルイス・ハミルトンは無線でレースエンジニアのピーター・ボニントンに嘆いた。 ルイス・ハミルトンとピーター・ボニントンは、ジョージ・ラッセルに続いて新品タイヤに交換するためにピットインするべきかどうかについて何度も議論したが、ハミルトンはトラックポジションを失うことを懸念しており、メルセデスF1チームが最終的なコールを行うべきだと主張した。『君が決断してくれ。僕に決断させないでくれ』とルイス・ハミルトンは最終的に伝えた、それに対して、ピータ・ボニントンは『OK、ステイアウト』答えた。 レース後、無線での意見交換とピットインをするべきだったかどうか質問されたルイス・ハミルトンは「正直、僕には分からない」とコメント。「あのシナリオでは、誰がどこにいるのか僕には分からない」「チームが『それは君の選択だ』と言ったとき、僕には決定を下すための情報がなかった。僕にために決断を下すのが彼らの仕事なんじゃないかと。殻らはすべての詳細を持ってるけど、僕は持っていない」 「そのためにみんなを頼っている。でも、今日、彼らはそれを僕に委ねた。僕にはそれが理解できなかった」「セーフティカー中は少し残念だったけど、少なくとも僕たちはポイントを獲得した。僕たちはフィニッシュしたし、信頼性は良かった。まだ一歩進んでいない段階だし、一歩前進できることに興奮している」 F1マイアミGPの結果、ルイス・ハミルトンはランド・ノリス(マクラーレン)を上回り、チャンピオンシップで6位になったが、4位のジョージ・ラッセルとは23ポイント差がついている。