メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1ブラジルGPの車載カメラで疑われた“隠れDASシステム”の存在を否定した。F1ブラジルGP後に新たに公開された映像は、マックス・フェルスタッペンの防御のドライビングが注目された一方で、ルイス・ハミルトンのステアリング周りに騒ぎを引き起こし、特別なシステムを使用しているのはないかという疑惑に繋がった。
ルイス・ハミルトンの車載カメラの映像では、ブレーキングゾーンに近づいたときにステアリングを後ろに引いているように見え、ソーシャルメディアに多くの理論が登場した。メルセデスF1は、ステアリングシステムはホモロゲートされているため変更できないことを強調。ステアリングは左か右にしか動かないと強調し、これらの理論をシャットダウンすることに動いた。ルイス・ハミルトンは、今週末のF1カタールGPに先立ち、F1ブラジルGPでステアリングコラムに「ちょっとした遊び」があったため、メカニックが変更を加えたと説明した。ステアリングホイールに何が起こっていたのか、マシンを運転していてどのように感じたかと質問されたルイス・ハミルトンは「ステアリングコラムだ・・・前後には動かない」と述べた。「最後の前に・・・土曜日だったと思うけど、少し遊びがあった。でも、1ミリメートル未満くらいだった。気に入らなかったので、コラムを変更しなければならず、その後は遊びはなかった」メルセデスは、2020年にステアリングを推し引きすることでフロントタイヤのトー角を変更できるDAS(ディアル・アクシス・ステアリング)を導入してライバルを出し抜いた。これにより、直線速度が向上し、グリップとタイヤの摩耗が改善された。このシステムは、その後2021年に禁止された。ルイウ・ハミルトンは、「昨年はそれ(DAS)があったけど、今はない」と明言した。
全文を読む