メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で、彼らしくないミスでグラベルにはまってバリアと向かい合っていたときも“レースが終わったことは思っていなかった」と語る。スタートでマックス・フェルスタッペンにリードを奪われて追いかけていたルイス・ハミルトンは、31周目にバックマーカーのジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を交わそうとした際に稀なミスを犯した。
ルイス・ハミルトンは、濡れた路面でコントロールを失ったコースアウトし、グラベルを通り抜けてバリアにぶつかり、フロントウイングにダメージを負った。その後、リバースギアに入れてグラベルを抜け出したルイス・ハミルトンだったが、それまでにすでに周回遅れとなり、9番手まで順位を落としていた。「バックするつもりはなかった」とルイス・ハミルトンは説明した。「リバースボタンを押し続けていたけど、エンゲージするのに永遠に時間がかかった。それがうまくいくとは思わなかった」「反転を試み、バーンアウトスピンを実行しようとしたけど、最終的にはバリアに行ってしまった。それを元に戻すのに長い時間がかかった」「バックしているときは『とにかく後退し続けなければならない』と必死でバックを続けた。もし、それをしていなかったら、おそらくまだそこにいただろう」ルイス・ハミルトンは、幸運なタイミングでの赤旗中断に助けられてリードラップに戻ることができ、9番手からのリスタートで素晴らしい挽回をみせて2位まで順位を取り戻した。「人生において、挑戦、ミス、事故など、どんな形であれば、逆境を経験したとき、乗り越えなければならないハードルが何であれ、それを乗り越えたほうが常に満足できると思う」とルイス・ハミルトンは付け加えた。「自分を定義するのはミスではない。どのように倒れるかではなく、どのように立ち上がるかだ。間違いなく、僕にとってそれはあの瞬間だった。僕があまり多くのミスを犯さないことはご存じかと思うけど、あのポジションにいるいj分に打ちひしがれていた。でも、正直、あのようなことは理由があって起こるように感じている」「ただ座ってバリアを見ていたのを思い出すけど、レースが終わったとは思わなかった。レースが終わったと信じることを拒否された。もちろん、マシンの電源を切って降りることもできたかもしれないけど、バックできたことに感謝している」「あの後、マシンから降りて、怒りを切り替えて、ポジティブなエネルギーに変えようとしたし、自分を取り戻して、前に進むことができた。素晴らしい教訓を体験させてもらったよ」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿