6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコを批判したソーシャルメディアに投稿したが、後に削除した。十分な検証はなされていないが、ヘルムート・マルコは「重要な生活についての話をして気を散らしているドライバーがいる」と RTL にコメントしたとされている。
「マックス(フェルスタッペン)にとって重要なことはワールドチャンピオンシップだけだ」2020年のF1シーズン開幕が差し迫ったこの時期に、ジョージ・フロイドさんの死亡事件に対する人種差別抗議運動である“Black Lives Matter(黒人に対する不当な暴力などに抗議)”に積極的に参加しているルイス・ハミルトンのことを指していると解釈された。この発言についてルイス・ハミルトンは「ヘルムートは、あなたが黒人や白人種と異なった皮膚着色を持った人種の平等な扱いのために戦うことを気を散らすことだとを考えていることを深く悲しく思う」とルイス・ハミルトンはInstagramで言った。「実際には僕はかなり気分を害している」「僕にとって気が散っていたのは、レース週末に僕の家族をからかうために顔を真っ黒に塗ったファンが現れたことだった。僕にとって気が散るのは、子供の頃、10代のとき、そして今でも、肌の色が原因で直面した不必要なこと、追加の困難な出来事、不当な扱いだった」「これが、あなたのチームにいる白人種と異なった皮膚着色を持った人種の人々に、優先順位と彼らの見方について大いに意味があることを願っている。目を覚ましてほしい。このスポーツは変化する必要がある」だが、ヘルムート・マルコの発言を報じたウェブサイトはその後記事を下げてフェイクニュースであることを認めた。そして、ルイス・ハミルトンもInstagramの投稿を削除している。