ルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPでのメルセデスを批判した。F1シンガポールGPでは、セバスチャン・ベッテルが22戦ぶりに優勝。フェラーリとしては2008年以来の3連勝を果たした。一方、ルイス・ハミルトンは4位でフィニッシュ。メルセデスのどちらのドライバーも表彰台に上がることができなかった。
メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリのアップグレードされたマシンを“モンスター”と表現したが、ルイス・ハミルトンはメルセデスにも失敗があったと考えている。「2番手からスタートして4位でフィニッシュするなんてメルセデスではない」とルイス・ハミルトンは RTL に語った。ルイス・ハミルトンは、メルセデスの戦略にも批判的だ。「今朝、僕たちはリスクを冒してアンダーカットを狙いに行くべきだと言っていたけど、僕たちはやらなかった」「フェラーリの方が僕たちよりもハンガリーだと感じている。僕たちはぐずぐずしていないで、どんどん進めていく必要がある」メルセデスのストレテジストを務めるジェームス・ボウルズは、最悪の戦略を採ってしまったことを認めているが、フェラーリでさえ、セバスチャン・ベッテルがシャルル・ルクレールをアンダーカットすることになったのは予想していなかった結果だと認めている。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのポジションを入れ替えることも検討したと語る。「だが、チームオーダーを出せば、セバスチャンは自分がやったことではないことで罰せられることになっていただろう」とマッティア・ビノットは語った。