ルイス・ハミルトンは、今週末のF1ベルギーGPでパワーユニット交換によるグリッドペナルティを受けると述べた。ルイス・ハミルトンは、前半戦ですでに5基目のMGU-Hとターボを使用しており、夏休み後のどこかでペナルティを受けることを覚悟していた。メルセデスは、どの程度のペナルティになるかは述べておらず、どれくらい多くのコンポーネントを交換するかは決めていない模様だ。
以前、ルイス・ハミルトンは、パーツをプールするために1つのレース週末に2つの新品パワーユニットを投入して大きなペナルティを消化することをメルセデスに提案していた。メルセデスは、少なくともMGU-Hとターボを交換すると考えられており、その場合、各10グリッド降格ペナルティとなるため、ルイス・ハミルトンは最少でも20グリッド降格することになる。ニコ・ロズベルグに19ポイント差をつけて後半に臨むルイス・ハミルトンは「エンジンは残っていない。影響を最小限にするためにやれることは全てやるつもりだ」「実際にペナルティを受けた以降は、夏休み前の勢いを維持できると思っている」ルイス・ハミルトンは、2014年のハンガリーGPでピットレーンスタートから3位表彰台を獲得している。だが、ルイス・ハミルトンは、グリッドが収束している現在はよりタフになるだろうと認める。「ゴールは勝つことだけど、それはとても難しいだろう。このクルマの進化の3年目なので、他のクルマとのギャップは縮まっている」「レッドブルはいくつかのレースでとても速かったし、フェラーリを含め、どのチームもそうだ。過去2年と比べるとレース中に順位を上げていくのは簡単ではないだろう」「いろいろなことが起こり得る。2年前のハンガリーでは他とのギャップが大きかったので3位に入れた。でも、今回同じことをするのは簡単ではないだろう」「とにかくポイント圏内に入れることを願っている」チームのコンポーネントの故障によってドライバーがペナルティを受けなければならない状況を公平だと思うかと質問されたルイス・ハミルトンは「それがチームスポーツだ」とコメント。「僕たちはチームとして一緒に勝ち、一緒に負ける。無能だとは考えていない。経験を積む機会だと思う。問題が起これば、そこからたくさんのことを学べるからね。それによって問題が再発しなくなる」「ただ、僕が実験用のマウスのようになっているのは残念だ。他のメルセデスエンジンには僕に起きたような問題は起きていない。僕がす全ての問題をテストしているような形になっている」