メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、3度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが、私生活面の振る舞いによってシートを犠牲にする可能性があるとの報道を一蹴した。Times は、メルセデスがルイス・ハミルトンのトラック外の私生活面に不安をもっているとの匿名のチーム代表のコメントを掲載。
子供の頃からハミルトンを知っているとするそのチーム代表は「彼ら(メルセデス)は現時点で彼らが目にしているものを好んではない」とコメント。「ある重役は、代わりが誰もいないんだと私に話した」しかし、トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンの浪費、頻繁な大陸移動、“ラッパー”のようなライフスタイルがチーム離脱の引き金になるかもしれないとの報道をあざ笑った。「人々を箱に入れたがる傾向にある。完璧なレーシングドライバーはどうあるべきかを想像しようとする。彼らは午後10時に寝なければならず、パーティーにいったり、遊びまわっていてはいけないとね」「彼がクルマでパフォーマンスを発揮してくれている限り、問題はない」しかし、トト・ヴォルフは、最終戦アブダビGP後、両ドライバーの仲の悪さがメルセデスの“最大の弱点”だと表現しており、来年もこのような状態が続くのなら、どちらかのドライバーを置き換えることも考えなければならないと発言している。「それがチームに有害になるのであれば、ドライバーと長期的な関係を維持しないことになるだろう」「チーム内の精神を保つことが非常に重要だ。ニコとルイスとの競争は、時に非常に激しく、非常に競争的だった。彼らはお互いにチャンピオンシップを獲得できる力のあるクルマで戦っているのだから、それは理解できることだ」