ハースF1チームは2025年F1オランダGPで大きな成果を挙げた。ピットレーンスタートを強いられたオリバー・ベアマンが見事な追い上げで6位に入り、エステバン・オコンも10位でフィニッシュ。難しい状況からのダブル入賞に成功し、チームの結束力を示すレースとなった。序盤はセーフティカーのタイミングが不利に働いたものの、戦略判断を落ち着いて実行。両ドライバーは互いに助け合いながらポジションを上げ、中団争いで存在感を発揮した。
小松礼雄代表は「これを基準にして次戦以降につなげたい」と振り返り、チームの努力を誇った。「本当に素晴らしいレースでした。チーム全体の努力を心から誇りに思います。昨日は厳しい一日でしたが、P18とピットレーンからのスタートという状況でも諦めませんでした。今日は全員が落ち着いて取り組み、基本をしっかり押さえたことが勝因だったと思います。両ドライバーも素晴らしいチームプレーを見せてくれて、全く非の打ちどころがありませんでした」「これが我々のやれることを示す基準だと思います。次戦以降も同じように取り組んでいきたいです」エステバン・オコンは「とてもポジティブな結果だ。セーフティカーのタイミングが少し不運で3〜4ポジションを失ったが、全体的には満足だし、オリバーと一緒にダブル入賞できたのは大きい」とコメント。「レース中はお互いにDRSを使って助け合いながら前へ進んでいった。アイザック(ハジャー)が表彰台を獲得したことも含め、フランス人として誇らしい一日になった」オリバー・ベアマンは「正直、予想していなかった。今日は確かに運も味方したが、良い戦略判断と速いクルマがあったおかげで結果を残せた」とコメント。「ピットレーンスタートは不運だったが、チームが本当に素晴らしい仕事をしてくれて、僕自身も落ち着いてレースを運べた。ステップ・バイ・ステップで成長しているのを実感できているし、この流れを続けていきたい」