ハースF1チームは2023年シーズンに向けて、より小さなピットウォールを使用することで約25万ドル(約3300万円)のコスト削減を実現する。F1プレシーズンテスト初日、わずか3つのシートしか設置されていない改良されたピットウォールが公開された。F1チームの主要幹部はテストやグランプリの週末を通してピットウォールに座り、他のチームは最大8席を利用する構造になっている。
しかし、ハースF1チームは今後数年間にむけてシステムを再設計することを選択し、輸送費で25万ドルを節約できる。チームはミッドフィールドでの順位を上げようとしており、この資金はマシン開発に再投資される。「効率化が必要なときは、すべてを検討する。だが、コストキャップがあるため、開発への投資が必要なときは、効率性ではなく、その資金をどこに投入するかが重要だ」とハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは語った。「6人のスタッフでやるのか、それとも25万ドルをクルマのアップデートに費やすのか? 我々は自分たちが何をやっているかは知っているし、彼らはそのアイデアを思いついた」「室内にいる必要があるのなら、私もそこは問題ない。私がそこにいる必要はない。3席あれば、必要なものはカバーできるし、配置も変えられる「我々はコストキャップに達しているので、開発に資金を投入するためには主に節約ということにあんる」旅費は1億4,000万ドルの支出制限の対象外であるため、小さなピットウォールはハースF1チームのコストキャップ予算に直接貢献しない。しかし、新しいタイトルスポンサーとしてマネーグラムと契約したハースF1チームは今年、予算上限に近い金額を使うことを検討しているため、残った資金でクルマの開発にもっと投資することができるようになる。「速くなるための唯一の方法は開発なんだ。だから、できるだけ開発のためにお金を使おうと思っているし、例えば、多くの人を配置するプラットパーチにお金を費やしたりはしない」とギュンター・シュタイナーは語った。昨年はすべてが遅かったので、あまり先のことは考えられず、ただ最初のレースに間に合わせればよかった。今年は、より良い計画を立てることができた」「今年は、すべてを少し早く承認することで、開発を少し早く開始し、マシンに搭載するためのより良い計画を立てることができた」