ハースF1チームのタイトルスポンサーを務める英国のエナジードリンク企業『リッチエナジー』は、社名を『ライトニングボルト(Lightning Volt)』に変更し、CEOのウィリアム・ストーリーが経営から外れたことがイギリスの企業登記局の公式文書で明らかになった。先週、ウィリアム・ストーリは、同社のTwitterでハースF1チームとのタイトルスポンサー契約を解除したことを発表。だが、同社の株主はそれを否定し、社内論争に発展していた。
リッチエナジーは、同社のTwitterアカウントでウィリアム・ストーリーがCEOを退任したことを発表した。「Rich Energy Limitedの法人の過半数の株式を売却した。少数株主の明示的な行為により、この決定にしぶしぶ到達した」と発表。また、最高経営責任者にはウィリアム・ストーリーに代わり、マシュー・ケルが全株式の75%を取得して筆頭株主に就任。また、ストーリーと共に、ゾラン・テルジッチが経営から退いた。リッチエナジーの登録住所は、ウィリアム・ストーリーyのリッチモンドの拠点からThe BDG Groupというロンドンの会社に変更された。その後まもなく、同じノッティングヒルの住所を保持しながら、倒産防止企業のBDGグループの名前が2番目の書類が記録された。ハースF1チームは、リッチエナジーに対して、未払いとなっている600万ポンド(約8億円)、2020年分の1400万ポンド(18億8000万円)と、2021年分の1500万ポンド(約20億円)を合わせた合計3500万ポンド(約47億円)の支払いを要求している。