ハースF1チームとアルファロメオ・レーシングは、今週末のF1スペインGPでフェラーリの“スペック2”エンジンは仕使用しない。フェラーリは、当初カナダGPで予定していたアップグレードの導入を前倒しして、今週末のF1スペインGPでパフォーマンスと信頼性を改善したスペック2エンジンを投入する。
新しいパワーユニットと組み合わせることで、フェラーリは技術パートナーであるシェルの新しい潤滑油も使用できるよにいなる。だが、フェラーリのカスタマーエンジンを使用しているハースF1チームとアルファロメオ・レーシングは、モナコもしくはカナダでフェラーリのスペック2エンジンにアップグレードする予定だ。ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、物流の制約をアップグレード遅延の理由に挙げた。「昨年、我々は彼らよりも先にアップグレードを投入した。誰もが『なぜそんなことをするのか?』と言っていた。今は我々は他の方法を進める。どうしろと言うんだ?」とギュンター・シュタイナーはコメント。「同時に実行することは、彼らにとって常に物流的に非常に難しいし、何らかの理由でアップグレードする場合、彼らは我々に問題ないかどうかを尋ねてくれる」「最終的に彼らはエンジンや走行距離などすべてを管理する必要がある。彼らが提案したものには満足している。モンテカルロまたはカナダでそれを行うかどうかは決まっていない」ギュンター・シュタイナーは、フェラーリがハースとは異なる燃料を使用していることを不利益とは見なしていないと語る。「これは我々が下した決断だ。その背後には何もない。少し異なる仕様だが、そこは問題ない」