ランボルギーニは今週初め、スペインのアルメリア・サーキットで3日間のテストを実施し、ロマン・グロージャンがSC63 LMDhで最初のラップを走行した。グロージャンにはランボルギーニのファクトリードライバー仲間であるアンドレア・カルダレッリも加わり、4.2kmのサーキットで合計2000km近くの走行距離を走行した。
ランボルギーニとイタリアのメーカーのチームパートナーであるアイアンリンクスの技術者は、安全上の懸念がある場合にレースを無力化するために耐久レースでよく実施されるフルコースのイエローコンディションと再スタート手順をシミュレートすることができた。チームは来年、3月上旬にシーズンが開幕するFIA世界耐久選手権のカタールでデビューする予定だ。しかし、チームは1月のデイトナ24時間レースでのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権デビュー時にはこのマシンをデビューさせず、その代わりにアメリカの地での最初の競技走行を今年後半まで待つことになる。さらに、ランボルギーニは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の一部を構成する、一部のIMSA エンデュランスカップのラウンドにのみレースに出場する。グロージャンは「非常に濃密な3日間だったけど、初めてトラック上でチームとクルマを動かすことができてとてもうれしい」と語った。 「クルマは最初の周回から非常に優れていることが証明されたので、次のテストでさらに走行距離を伸ばすのが待ちきれない」「本当に気分が良かったし、チーム全員と一緒にアルメリアに来て、すべての人々と舞台裏で行われている仕事を知ることができて幸せだ」「だから、ここに来ることができてとても興奮している。クルマの感触は最初からとても良かったけど、明らかにまだ少しの旅が残っている」「でも、僕が到着するまでに行われた仕事は非常に良かったので、マシンについてもっと学ぶのを楽しみにしている」SC63 LMDh のテストプログラムは来週もヨーロッパで継続される。さらに、アイアンリンクスのテストチームは米国に移動し、IMSAによる公認プロセスを継続し、北米のサーキットで一連のテストを行う予定だ。
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