ロマン・グロージャンは、ハースへの移籍を決断付けたのは、フェラーリへのルートを求めるというよりも、ルノーが2016年に急落することを疑いの方が強かったと述べた。ロマン・グロージャンは、フェラーリが2017年にキミ・ライコネンとの契約を選ぶまで、ドライバー候補に名前が挙げられていた。
ルノーがロータスを買収することに取り組んでいたのにも関わらず、ロマン・グロージャンがチームを離れたのは、ハースとフェラーリの繋がりが鍵となる理由だとみられていた。最終的にフェラーリのドライバーになる可能性はまだ開かれていると感じているかと質問されたロマン・グロージャンは「そう思っている。でも、僕がハースに行くと考えたのは、フェラーリを目指してというわけではない」とロマン・グロージャンは述べた。「ルノーは非常に厳しいシーズンになるだろうと感じていた」「その一方で、アメリカのチームがF1にやってきた。そこで成功することができれば、アメリカで凄いことになると思ったんだ」「それは『ハースへ行けば、彼らはフェラーリエンジンを持っているので、フェラーリに行けるかもしれない』という以上のものだった」「フェラーリは、彼らにとって最もベストなドライバーを起用するだろう。ハースか他のどこから来るかは重要ではない」「なので、良い仕事をして、一貫性を示し、クルマを速くして、彼らが必要なときに常にそこにい続けることが自分にできるベストなことだ」フェラーリがキミ・ライコネンの続投を選択したと聞いたときに落胆したかと質問されたロマン・グロージャンは「そうだね。いつかはフェラーリに行きたいからね」とコメント。「でも、一方で『まぁ、若っていることだし、新しいハースにトライすチャンスだ』と思ったよ」「僕はチームで初めてポイントを獲得したドライバーだ。チームでは初めて表彰台に立って、おそらくレースに勝つドライバーになれるかもしれない」ロマン・グロージャンは、ハースがF1ワールドチャンピオンになるという彼の望みを叶えることはなさそうだと認めるが、忍耐強くいる覚悟はできていると語る。「僕のキャリア、僕の人生にとって素晴らしい機会だと思って契約した。僕はここにいることにとても満足している」「もちろん、ワールドチャンピオンになりたいし、それが僕がレースをしている理由だ。僕はここまで全てのシリーズで勝ってきた」「『ああ、あれは逃してしまった』と思ってキャリアを終えたくはないけど、それにはワールドチャンピオンに勝てるクルマのあるチームにいる必要がある」「そうだね、いつかそうしたいけど、焦ってはいない」「僕は30歳だ。フェラーリの決定は、2017年のルール変更で継続性を望んでいるので、意味のあることだ」「気分はいいよ。初日から歓迎されていると感じたし、チームで大きな役割を担うことができると感じている。もっと経験を積んで、もっと良い時間を楽しめるとね」
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