松下信治は、GP2シーズン最終戦アブダビのレース2を4位でフィニッシュ。ランキング11位でシーズンを終えた。7番手から好スタートをみせた松下信治、1コーナーまでに1台、次のコーナーでもう1台をパスし、オープニグラップに5番手までポジションをアップさせた。そして9周目には前車をオーバーテイクして4番手に。3位表彰台を目指してペースを上げた。
レース1で2位となった好調さは健在で、徐々に前との差を詰めたが結局は届かず。4位でシーズン最終レースを終えた。必勝を期した2年目のシーズン、松下信治はシリーズランキング11位だった。第2戦モナコGPでの優勝は快挙でしたが、その後かみ合わないレースが続き、不本意な結果となった。しかし、最終戦では本来の速さを取り戻し、今後の活躍を感じさせるレースをみせ、シーズンを締めくくった。松下信治「今日は、最低限やるべきことはできたかなと思います。スタートからプッシュして2台を抜いて、9周目には前車をパスして4番手まで上がれました。テストで速いだけじゃない、バトルできることもみせられました。来年に向けて、いいかたちでシーズンを締めくくれました。終盤はリアタイヤがかなりタレてしまい、あれ以上攻めることはできませんでした。でも7番グリッドから4位でフィニッシュして、昨日のレース1と合計すると、チャンピオンになった(ピエール)ガスリー(PREMA Racing)の29点に次ぐ28点を獲得できました。こういうレースを毎回続けることが、来年の目標ですね」