ドイツのニュルブルクリンクで実施されているピレリのタイヤテストを背景に、現役F1ドライバーが同サーキットのカレンダー復帰を望む声を上げた。ジョージ・ラッセルとオスカー・ピアストリは2027年タイヤ開発プログラムの一環として走行に参加し、限られた走行機会の中でもコースの魅力と歴史的価値を改めて強調した。
限られたテスト機会とドライバーの本音現在のF1ではテスト機会が厳しく制限されており、今回の走行もタイヤ開発のみに限定されている。「F1は走行機会が少ないから難しいが、それがルールだ」とラッセルは語った。「本当はスタート練習をたくさんやりたいが、それも許されていない」ピアストリも制約を認めつつ、その価値を強調した。「レースウイークや実戦とは全く同じではないが、それでも何もないよりはいい」ニュルブルクリンクの魅力と“ドイツ不在”両ドライバーはテストの本来目的を超え、ニュルブルクリンクそのものへの評価にも言及した。「今朝の走行は本当に楽しかった。このコースが大好きだ。ノルドシュライフェも数周走ったが、本当に気に入っている。伝統的でオールドスクールなサーキットだ」とラッセルは語る。「いまF1はドイツでレースをしていないが、いつかここでまた開催できたらいい。メルセデスにとってもカレンダー復帰は良いことだと思う」ピアストリも同様に、このコースの特性を高く評価した。「素晴らしいサーキットだ。最後にレースしたのは2019年だが、バンプや独特の縁石があって非常に特徴的だ」「ミスの許容範囲がほとんどなく、グラベルや芝生がすぐそこにある。いくつかのセクションは非常に難しく、現代のF1マシンではコースがかなりコンパクトに感じる」F1復帰への現実的な距離感ニュルブルクリンク復帰についてピアストリは慎重ながらも前向きな姿勢を示した。「もちろんだ。個人的に一番好きなコースではないが、とても興味深くユニークだ」「高低差も大きく、この場所の歴史も重要だ。レーサーはこういうオールドスクールなサーキットを好む」「縁石やランオフエリアも含めて、うまく走れたときの満足感は大きい。復帰すれば良いが、どうなるかは分からない」現在のF1カレンダーにドイツGPは存在せず、復帰には政治的・商業的なハードルも多い。ただし、現役ドライバーのこうした発言は、伝統サーキット再評価の流れを示す一端とも言えそうだ。