メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1ベルギーGPで1周目リタイアを喫したあと、SNSで「何度倒れても立ち上がる」と投稿し、タイトル争いで大きく後退した状況でも戦い続ける決意を示した。ベルギーGPではスタート直後まで3番手を走行していたが、ターン1でバッテリーの充電が行われないトラブルが発生。ケメルストレートで急激に失速し、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)との接触によってグラベルに弾き出され、そのままリタイアとなった。
SNSで「戦いをやめない」と決意表明ベルギーGPは、ラッセルにとって直近6戦で3度目のノーポイントとなった。カナダGPのリタイア、モナコGPでのペナルティによる12位に続く痛い結果となり、ランキング首位のチームメイト、キミ・アントネッリとの差は50ポイントに広がった。レース後、ラッセルは自身のSNSで次のように投稿した。「何度倒されても、僕たちはまた立ち上がる。今年は本当に苦しい瞬間が多い。でも僕は戦うことをやめない」シーズン前半は優勝争いを演じながらも、信頼性トラブルや不運が重なっているが、それでもタイトル争いを諦めない姿勢を強調した。「バッテリーは0%だった。危険な状況だった」ラッセルはレース直後のチーム無線でも怒りを爆発させていた。「リタイアだ! ストレートでSOC(充電残量)はどうなったんだ? バッテリーがまったくなかった!」さらに「みんな! こんなの受け入れられない。本当に受け入れられない!」とチームに訴えた。レース後には、トラブルの詳細を次のように説明している。「もう失望することにも慣れてしまった。同じことが何度も起きると、そういう気持ちになる」「理由は分からないけど、ターン1でバッテリーが充電されなかった。1コーナーを回った時点で、すでに充電量は35%も少ない状態だった」「充電されなかったことでブーストも機能せず、ターボもうまく作動しなかった。オー・ルージュの頂上ではバッテリー残量が0%だった。率直に言って危険だった」その結果、ケメルストレートで一気に3台に抜かれる展開となり、ハミルトンとの接触につながったという。ハミルトンとの接触は「レーシングインシデント」ラッセルは接触そのものについてはハミルトンを責める考えは示さなかった。「ルイスとの接触は、正直レーシングインシデントだったと思う。彼は無謀な動きをしたわけではなく、ああいうことはレースでは起こり得る」「僕が一番腹を立てているのは、そもそもあの位置にいるべきではなかったということだ」「ターン1を立ち上がった時は素晴らしいポジションにいて、5コーナーまで前の2台と勝負できると思っていた。でも実際には3台に一気に抜かれてしまった」マシントラブルがなければ上位争いが可能だっただけに、ラッセルにとってベルギーGPは悔しさの残る一戦となった。しかし、SNSで示したように、その闘志は失われておらず、次戦ハンガリーGPでの巻き返しを誓っている。