アウディは2026年F1シーズンに向けて新体制を本格始動させ、そのR26と自社製パワーユニットでバーレーンテストに臨んでいる。唯一アウディ製パワーユニットを使用するチームとして、完全にゼロから基盤を築く状況だ。ガブリエル・ボルトレトは、その挑戦を「歩き始めた赤ん坊」に例え、巨大な学習曲線の中にいる現状を率直に語った。
「僕は走り続けて、新しいことを学べるのが嬉しい。やるべきことは長いリストになっている。新しいチーム、新しいエンジン、新しいマシンだ。コースに出るたびに何かを学んでいる。今記録している進歩を続けられることを願っている」とガブリエル・ボルトレトはサクヒールでの昼休みに語った。「学習曲線はとてつもなく大きい。僕たちは基本から始めている。アウディのエンジンを使っているのは僕たちだけだから、他チームから得られるデータはない。まるで赤ん坊が話したり歩いたりすることを学んでいるようなものだ。できるだけ早くそれをやらなければならない」走行のたびにセットアップ変更を重ねながら改善を図っているというが、R26のドライビング特性はこれまでとは大きく異なるという。「走るたびに何かを変えて、より良い走行にしようとしている。でもドライブするのがとても違うクルマだ。グリップはかなり少ない。2022年のときのようだ。当時もマシンは遅く、時間とともに改善されていった」「今回の新しいレギュレーションでも同じことができることを願っている。数年のうちにそこから最大限を引き出せるようにね。今のところは学び、これだけの進歩を達成できているのは楽しい」スタート手順についても苦戦が見られたが、ボルトレトはそれも隠さなかった。「いやあ、あれは複雑だ。10秒間があって、5秒を過ぎたあたりでもう数が分からなくなる。その後エンジン回転を上げてターボをチャージし、ギアを入れて、クラッチをリリースする。本当にごちゃごちゃしている。去年はMGU-Hがあって、ずっとシンプルだった」