マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ピットおよびパドックのスポンサーロゴの問題に解決策が見つかることを願っている。トラックサイド広告を管理するAllsportは、バドックでのガレージや人目につく部分からスポンサーロゴを取り除くようチーム側にプレッシャーをかけている。シルバーストンでは、Allsportがチームトラックから多くのスポンサーロゴが掲載されたトラクターユニットを取り除くよう要求したことでこの論争は加速した。
シルバーストンでは解決策は見つからなかったが、チーム側、バーニー・エクレストン、そしてAllsportで話し合いが行われており、マーティン・ウィットマーシュは問題があまり長引かないことを期待している。「意見の相違があった」とマーティン・ウェットマーシュは語る。「誰もがそれについてかなり分別のある見解を示した。便宜を図らなければならないし、必ずしも合意に至るわけではないことは全員がわかっている」「チーム側は、かなり道理の通ったことをしていると感じていると思うが、我々はサーキットのマークを販売しようとしているFOMを尊重する必要もある。FOMが最高の仕事をすることが我々の利益にもなる」実際にガレージからスポンサーロゴを削除するように依頼されたかという質問については「要請はあった。バーニーと話したわけではなく、APM(Allsportの親会社Allsopp Parker & Marsh)と話をした」「我々にはAPMと契約上の関係はない。我々は金曜日にバーニーと話をし、『解決策と妥協点を見つけましょう』と言った。しかし、誰かが何かを変えたとは思わない」チームが今週末のホッケンハイムで再びトラックからトラクターユニットを取り除くように要求されるかは定かではないが、マーティン・ウィットマーシュは、パドックにそれらがないのは見た目的にも非常に良くないと主張する。「バーニーと話をした。大部分のトラックはトラクターユニットを備えることを前提に設計されている。トラクターユニットはかなりスマートで、一列に並ぶとかなり印象的にみえる」「それらのトラックユニットを供給している人々にも商業的な価値を与えていると思う」「特に小規模チームは、パドックでそれらを印象的にディスプレイ出来ない場合、今後トラクターユニットにもっと多くを支払わなければならなくなる」情報筋によると、スポンサーロゴの掲載禁止は、新しいコンコルド協定に向けたバーニー・エクレストンからの先制攻撃であるとしている。2013年からスタートする新しいコンコルド協定の契約が予定されているが、チームは現在よりも多くの利益分配を要求しているとされている。関連:ガレージ内のスポンサーロゴ掲載が禁止に? - 2010年6月15日