F1チームの組織であるFOTAだが、現状では2010年にF1を戦う13チームのうちの8チームしか加入していない。マノー・グランプリのチーム代表であるジョン・ブースは、マノーが今のところFOTAとは関係していないことを明らかにした。「対立や敵意がないのは確かだ。しかし、いつかは一員になりたいと思っている。確かに我々には居場所が必要だが、与えられていない」
これはカンポスとUSF1も同様である。また、FOTAの広報は、FIAとの対立を終えた今でも、ウィリアムズとフォース・インディアを除名したままであることを明らかにしている。先月のボローニアのプレスカンファレンスで、FOTA副会長のジョン・ハウエットは、既存2チームのことは言及しなかったが、新規3チームとは“対話”を行うつもりであることを明らかにしている。「FOTAは対話すること対してオープンだ。我々は建設的で前向きな対話になると考えている」「我々のドアは開いているし、全体の状況が安定するには、あと2〜3週間だと考えている。彼らが面会の望むなら議論を行うつもりだ」FIAが6月に予算キャップを撤回することに合意した際、声明では自動車メーカーチームが代わりに技術協力を提供して2010年の新規参入チームを支援すると書かれていた。これにはチーム間の協力が必要とされる。しかし最近の噂では、FOTAは、FIAが新規参入チームの選定方法に政治的意図があったのではないかとして調査を要請することを検討しているとされている。一説では、2010年のF1エントリーにはコスワースエンジンの採用が必須であったとされている。