フェラーリとレッドブルは、2013年からの新コンコルド協定で特別契約を結んでいるされ、多くのチーム代表が怒りとともにメルボルンを後にしたと報じられている。Sky Newsは、100億ドル相当とされるF1の株式上場を含めたトップチームの契約を掲載したが、その後記事が削除されたことで、噂が広まっていった。
記事は、2013年コンコルド協定の草案のコピーに基づいていたとされ、Telegraph は「フェラーリにF1の株式を譲渡する可能性もある」と報道。またレッドブルにも「多額の株式が譲渡される」とされ、フェラーリとレッドブルは、F1の持株会社の取締役に任命されるという。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、レッドブルが新しいコンコルド協定について「FOMと交渉中」であることを明らかにし、交渉は「かなり順調に進んでいる」と述べた。現時点で、FOTAのメンバーであるマクラーレンやメルセデスなどの他の大手チームが、どのような位置づけになるかはでは不明でだが、Timesは、取締役会に彼らの「席はない」と報じている。フェラーリとレッドブルは、FOTAを脱退している。匿名のチーム幹部は、噂されているフェラーリとレッドブルの特別契約は「言語道断」であり、「欧州の競争法のあらゆる面に違反」すると表現したフェラーリは、この件についてコメントを拒否している。クリスチャン・ホーナーは「我々は、将来につながるもの(コンコルド契約が)を望んでいる... 株式上場は株主次第だ」と述べた。「本当、それはチームの仕事ではない。バーニー(エクレストン)やCVCの問題だ」しかし、多くのパドック関係者は、原則的に契約はすでに結ばれていると考えている。あるライバルチームの代表は「F1は、大昔にレースに従事することをやめてしまった」と怒りをあらわにした。「いずれ終局が来るだろう。レースをしたいチームにいる人々、そのようなことに関わりたくないチームの人々にとって、それがどのようなもので、どのような意味があるかを理解しなければならない」関連:・フェラーリとレッドブル、すでに新コンコルド協定を締結か ・F1:賞金分配の仕組み - 2011年12月9日・フェラーリ、FOTA脱退を正式発表 - 2011年12月3日・レッドブル、FOTA脱退を正式発表 - 2011年12月3日- 2011年12月28日