日産とBMWがフォームラEへの参戦を検討していると Autosport が報じている。複数のソースによると、日産とBMWの2社が、現在フォーミュラEに参戦している既存チームと交渉中であるという。昨年末にLMP1プログラムを終了した日産が参戦すれば、日本で最初のフォーミュラE参戦メーカーとなる。
Autosport によると、長期的なモータースポーツ戦略の評価の一環としてフォーミュラEに“実情調査”のミッションを課したという。だが、日産とルノーが同じカテゴリーに参戦するには、ルノー・日産アライアンスの承認が必要だという。BMWは、すでにフォーミュラEに関与しており、セーフティカー(BMW i8)とコースカー(BMW i3)を供給している。日産とBMWがフォーミュラEのシーズン3に参戦する場合、どちらもすぐにパワートレイン技術を準備することはないだろう。BMWは、レース中にマシンを乗り換えるという選手権の依存が参戦を妨げていることを明らかにしているが、2018/2019シーズンからはドライバーにつき1台のマシンで争うようロードマップが変更されている。BMWは、その立ち位置を変えることはなさそうであり、それ以前にエントラントとして加入することはなさそうだが、1つのオプションとして、シーズン5にむけてテクノロジーを開発しつつ、既存チームとパートナーシップを組む可能性があるという。日産の状況はよりシンプルであり、最終決定はなされていないものの、2016/2017シーズンへの参戦が見込まれている。3つの独立系チームのうち、アンドレッティとドラゴン・レーシングの2つは、シーズン3にマニュファクチャラーとして登録しており、独自のパワートレインを生産するプロセスを開始している。チーム・アグリは、シーズン3でルノーとのパワートレイン契約を結ぶ目前だと考えられている。フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは、日産とBMWについてのコメントは避けている。「いくつかのメーカーが真剣に検討していることは知っている」とアレハンロド・アガグはコメント。「ロードマップの変化は彼らにとって良いことだが、コスト管理が鍵だ」「あまり過度にポジティブになるたくはないが、我々はOEMのためのクールが場所を作ったと思っている」「参戦している人々は本当に満足している。我々のパートナー全員が契約を更新し、延長している。誰も去ろうとしていない」日産とBMWがフォーミュラEに参戦すれば、10チームのうち9つの自動車メーカーが存在することになる。初年度から参戦しているルノー、シーズン3から参戦のジャガー、シトロエンの高級ブランドであるDS、電気自動車のヴェンチュリー、インドのマヒンドラ、中国のEV会社NEXTEVがおり、また公式なワークスチームではないものの、アウディはABTと提携して参戦しており、フォルクスワーゲン・グループはより大きな関与を検討している。
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