フォース・インディアは、フェラーリとのエンジン契約を解消する場合、必要によっては賠償金を支払うつもりだと語る。まもなく2009年の技術パートナーを発表するという報道があったが、ビジェイ・マリヤは「ブラジルまたはブラジル前」に発表を行なうことを明らかにした。現在フォース・インディはフェラーリ製のカスタマー・エンジンを使用しているが、2009年の完全な技術的パッケージについてマクラーレン・メルセデスと交渉中であることは周知の事実。
ビジェイ・マリヤは29日「マクラーレンおよびフェラーリと活発な話し合いをしている」と述べ、「ブラジルまたはブラジル前に発表するつもりだ」と明かした。ビジェイ・マリヤは、フェラーリが来年のカスタマーKERSシステムをセットにできるかどうかが「非常にあいまい」なため、マクラーレンとの交渉を開始したと述べた。フォース・インディアは今年独自にシームレス・ギアボックスをデビューさせたものの、彼は2009年はトランスミッションの完成品を購入したいと語る。「エイドリアン(・スーティル)は(中国で)ギアボックスの故障に苦しんだ。結局のところ、素晴らしいエンジンと素晴らしいKERSシステムでも、ギアボックスがあてにならなかったら意味がない」「だからこそ、トップ2チームで実証されたテスト済みの完全なパッケージが欲しいと言ったんだ。私が手に入れたいのはそれだ」マクラーレンとの交渉を複雑にしているのは、フォース・インディアとフェラーリの契約と、2009年の準備には時期が遅いという事実だ。「解消に必要な理由がどんなものであれ、非常に友好的な別れになるだろう。それについては同意に至っている。来年、我々のエンジンを開発するコストが発生しているなら、それについて交渉するつもりだ。もちろん、暴力的な態度はとらない。我々のためにコストが発生したのであれば、賠償するべきだと思っている」